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フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた

text by 加藤勝明

まもなくPC版サービスイン!「Destiny 2」を快適に遊ぶためのスペックを考える

 Bungieが手がけた超大型FPS「Destiny 2」のPC版が、10月24日(火)に発売される。前作Destinyは家庭用ゲーム機専用だったし、本作も家庭用ゲーム機版は9月6日(水)からプレイが可能。PC版を待っていたファンにとっては、生殺しにも近い状況だったが、ようやく遊べる日がやってきたのだ。

 だが、Destiny 2を快適に遊ぶためのPCのスペックが気になるところ。Bungieの公式情報による推奨スペックと、現行ハードに置き換えた場合のスペックは下表の通り。これによるとビデオカードはGeForce GTX 1060(VRAM 6GB)が推奨らしいが、実際にGeForce GTX 1060を使った時にどの程度のフレームレートが出るか知りたくはないだろうか?今回は推奨スペックのGeForce GTX 1060を基準として、さらに上位の環境のGeForce GTX 1080ならびにGeForce GTX 1080 Tiを使った場合の結果を紹介していこう。

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた オープンβテスト時のDestiny 2。FPSにMMOPRG風味の味付けをしたFPSタイプのオンライン専用アクションゲームだ(画面表記は英語だが、日本語もフルサポートされている)
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた オープンβテスト時のDestiny 2。FPSにMMOPRG風味の味付けをしたFPSタイプのオンライン専用アクションゲームだ(画面表記は英語だが、日本語もフルサポートされている)
オープンβテスト時のDestiny 2。FPSにMMOPRG風味の味付けをしたFPSタイプのオンライン専用アクションゲームだ(画面表記は英語だが、日本語もフルサポートされている)
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた RPG的な味付けがされているので、マップの要所要所には耐久力や攻撃力の高いユニーク名付きの敵がいる。これらを倒しより強い装備を手に入れるハクスラ要素がDestiny 2で重要な位置を占めている
RPG的な味付けがされているので、マップの要所要所には耐久力や攻撃力の高いユニーク名付きの敵がいる。これらを倒しより強い装備を手に入れるハクスラ要素がDestiny 2で重要な位置を占めている
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた PC(Windows)版のDestiny 2はBlizzard社の運営する「Battle.net」専売となる
PC(Windows)版のDestiny 2はBlizzard社の運営する「Battle.net」専売となる
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた Bungieが公表した必須・推奨スペック。さらにCPUやGPUを現行モデル(Ryzenも現行なはずだが)に置き換えたものを“(現行)”欄に追加してある
Bungieが公表した必須・推奨スペック。さらにCPUやGPUを現行モデル(Ryzenも現行なはずだが)に置き換えたものを“(現行)”欄に追加してある

 そこで今回は、8月末に3日間だけ実施されたオープンβテスト時に動作チェックを行った際のデータをお見せしたい。サービスインまで直前のいま、スペック不足が予想されるなら今のうちに最適なハードにグレードアップしておきたい。

どうせ遊ぶなら美しいグラフィックも堪能したい!

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた Destiny 2の画質設定。プリセットは4段階あるが、どうせなら“高”以上で楽しみたい
Destiny 2の画質設定。プリセットは4段階あるが、どうせなら“高”以上で楽しみたい

 Destiny 2の画質設定は「低/中/高/最高」の4段階のプリセット+カスタム設定となる。スペックが低いなら画質を下げて対抗できるのがPCゲームの良いところだが、どうせ遊ぶなら「高」や「最高」設定で作品が持つ本来の表現を存分に堪能したい。Destiny 2は未来感が強いゲームデザインとなっており、光や影、パーティクルやブラー等の効果がふんだんに使われそれを演出している。

 以下のスクリーンショットはGeForce GTX 1080 Ti搭載カード(後述)を搭載した検証用PCを使い、Destiny 2のオープンβテスト時に解像度フルHD&“高”設定で遊んだ時のものだ(プレイ中の画面を録画したものを切り出しているので、画質がやや荒れている点はご容赦いただきたい)。もちろん製品版ではプログラムやドライバの最適化が進み、見た目やパフォーマンスが本稿と違う可能性もある。

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「通路の奥に敵キャラがいる」といったありがちなシーンだが、足元の水たまりに敵の姿が映っていたり、背景のパイプの落とす影がちゃんと描かれているなど、描き込みは結構細かい
「通路の奥に敵キャラがいる」といったありがちなシーンだが、足元の水たまりに敵の姿が映っていたり、背景のパイプの落とす影がちゃんと描かれているなど、描き込みは結構細かい
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 爆発や火炎の表現にパーティクルを使いまくるのもDestiny 2の特徴。見た目はハデで良いが、キッチリ動かすとなるとGPUもそれなりに強力なものが必要になる
爆発や火炎の表現にパーティクルを使いまくるのもDestiny 2の特徴。見た目はハデで良いが、キッチリ動かすとなるとGPUもそれなりに強力なものが必要になる
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 割れたコンクリの凹凸表現や、フラッシュライトの光の範囲表現など、光と影の表現も結構芸が細かい
割れたコンクリの凹凸表現や、フラッシュライトの光の範囲表現など、光と影の表現も結構芸が細かい
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた ボケにより奥行き感を出す“被写界深度”もふんだんに使われている。モーションブラーと共にPCゲームのグラフィックを重くする要素ではあるが、臨場感を重視するならオフにはしたくない設定
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた ボケにより奥行き感を出す“被写界深度”もふんだんに使われている。モーションブラーと共にPCゲームのグラフィックを重くする要素ではあるが、臨場感を重視するならオフにはしたくない設定
ボケにより奥行き感を出す“被写界深度”もふんだんに使われている。モーションブラーと共にPCゲームのグラフィックを重くする要素ではあるが、臨場感を重視するならオフにはしたくない設定
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた タスクマネージャでDestiny 2プレイ中のCPU占有率をチェック。Core i7-7700Kで試したところ、各コア40%~60%台あたりで推移していた。ここに配信などが入るとさらに重くなるので、安定した環境を志向するなら4コア8スレッド以上、可能なら6コア12スレッド以上のCPUが良いのではなかろうか
タスクマネージャでDestiny 2プレイ中のCPU占有率をチェック。Core i7-7700Kで試したところ、各コア40%~60%台あたりで推移していた。ここに配信などが入るとさらに重くなるので、安定した環境を志向するなら4コア8スレッド以上、可能なら6コア12スレッド以上のCPUが良いのではなかろうか

ビデオカードはMSIのGAMINGシリーズから3モデルで比較

 今回の検証環境は以下の通りだ。ビデオカードは冷却力と静音性のバランスに優れたMSI製のGAMINGシリーズのカードからチョイスした。オープンβテストと納期の摺り合わせが上手くいかず、GeForce GTX 1070が準備できなかったのが悔やまれる。だが、Destiny 2の推奨環境であるGeForce GTX 1060でどの程度動くのか、現在最速のGeForce GTX 1080 Tiではどこまで行けるのかチェックして頂きたい。

【検証環境】

CPU:Intel Core i7-7700K(4GHz、最大4.5GHz)
マザーボード:MSI Z270 GAMING PRO CARBON(Intel Z270)
メモリ:Corsair CMU16GX4M2A2666C16R(DDR4-2666 8GB×2)
ビデオカード:MSI GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G(GeForce GTX 1080 Ti)、MSI GeForce GTX 1080 GAMING X 8G(GeForce GTX 1080)、MSI GeForce GTX 1060 GAMING X 6G(GeForce GTX 1060)
ストレージ:Intel SSDPEKKW512G7X1(NVMe M.2 SSD、512GB)、Crucial CT1050MX300SSD4/JP(M.2 SATA SSD、1.05GB、データ用)
電源:Silverstone SF850F-PT(850W、80PLUS Platinum)
OS:Windows 10 Pro 64bit版(Creators Update)

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 高リフレッシュレート液晶の性能を使い切る滑らかな描画を考えているなら、迷わずシングルGPU最速のGeForce GTX 1080 TiのOC版である「GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」を選ぶべきだ
高リフレッシュレート液晶の性能を使い切る滑らかな描画を考えているなら、迷わずシングルGPU最速のGeForce GTX 1080 TiのOC版である「GeForce GTX 1080 Ti GAMING X 11G」を選ぶべきだ
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた ワットパフォーマンスという点ではGeForce GTX 1080を搭載した「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」が良いだろう。WQHD&高画質設定で遊びたいならコレが良い
ワットパフォーマンスという点ではGeForce GTX 1080を搭載した「GeForce GTX 1080 GAMING X 8G」が良いだろう。WQHD&高画質設定で遊びたいならコレが良い
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた コスパを重視するなら「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」がオススメ。フルHD&程々の画質で遊ぶには最適な一枚
コスパを重視するなら「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」がオススメ。フルHD&程々の画質で遊ぶには最適な一枚

 いずれのモデルもOCが施された製品となっており、MSI独自のファン回転停止機構を搭載した「TWIN FROZR VI」やボード基板には独自基準である「ミリタリークラス4」準拠の高品質なものを採用しており、ゲームをより快適に安定して楽しむことをできるのが特徴という。ビデオカードの詳細はこちらの記事で解説しているのでぜひあわせて読んでいただきたい

GeForce GTX 1060なら“フルHD×高”設定でも余裕で遊べる こだわって遊ぶにはGeForce GTX 1080以上も検討したい

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた オープンβテストはこのシーンからスタート。ここから約3分間プレイし、その間のフレームレートを計測した
オープンβテストはこのシーンからスタート。ここから約3分間プレイし、その間のフレームレートを計測した

 では実際にDestiny 2のオープンβテスト時のパフォーマンスをチェックしよう。測定には「Fraps」を使い、βテストでプレイヤーが最初に挑戦することになるソロパートをプレイした際のフレームレートを記録した。画質は一番高い“最高”と、その1段下の“高”とし、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3通りとした。

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、1920×1080ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、1920×1080ドット時のフレームレート
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、2560×1440ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、2560×1440ドット時のフレームレート
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、3840×2160ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“最高”、3840×2160ドット時のフレームレート

 画質“最高”設定はかなり重い。最速のGeForce GTX 1080 Tiでも平均100fps出すのがやっと、WQHDでは平均60fpsを割ってしまう。GeForce GTX 1060ではフルHDでもプレイは可能だが敵の集団を捌く時や素早い動きに追従することが難しく、“最高”設定で遊ぶならフルHDでも60fpsキープのためにGeForce GTX 1080以上を選びたい。

フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、1920×1080ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、1920×1080ドット時のフレームレート
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、2560×1440ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、2560×1440ドット時のフレームレート
フルHDならGeForce GTX 1060でもOK! もうすぐ遊べる「Destiny 2」PC版の推奨スペックを調べてみた 「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、3840×2160ドット時のフレームレート
「Destiny 2(オープンβ)」画質“高”、3840×2160ドット時のフレームレート

 ところが、画質を1段下げた“高”にすると、一気に負荷が軽くなる。フルHDは言わずもがなだが、WQHDに解像度を上げてもGeForce GTX 1060で平均69fps近くまで上がる。GeForce GTX 1080以上なら4Kプレイも十分可能だろう。Bungie公式のアナウンスであるGeForce GTX 1060(VRAM 6GB)以上推奨というのは画質“高”設定を攻めるための推奨スペックと言って良いようだ。

10月24日に備え、ビデオカードを強化すべし

 オープンβテストは遊べた時間も短かったうえに、ネットワークエラーから単なるゲーム上の挙動に至るまで様々な不具合が見られた。発売済みタイトルのように突っ込んだ検証はできなかったが、“最高”設定さえ避ければ非常に遊びやすいという印象を受けた。話題のDestiny 2はぜひPC版で遊びたいと考えているなら、10月24日(火)のサービスインまでにGeForce GTX 1060を基準として、2560×1440ドット以上の解像度でのプレイや、144fpsのレンダリングで対戦もぬるぬる楽しみたいといったユーザーにはGeForce GTX 1080以上のビデオカードに強化しておくことをオススメする。

 発売までいよいよあとわずか。PC版がようやく登場するDestiny 2を楽しみに待っていただきたいと思う。

[制作協力:MSI]