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バトルフィールド Vがレイトレーシング/60fpsで遊べる!GeForce RTX 2080 Ti/2080/2070の最適設定を探ってみた

「GALAKURO」の白いGeForce RTX 20シリーズでアップデート後のBF Vをテスト text by 坂本はじめ

 リアルタイムレイトレーシングをサポートするグラフィックAPI「DXR(DirectX Raytracing)」と、同APIに対応したゲーム「バトルフィールド V(BATTLEFIELD V)」の登場により、ついに実際のゲームでリアルタイムレイトレーシングが利用可能となった。

 バトルフィールド V発売当初はリアルタイムレイトレーシングの処理がかなり重く、実用的とは言いにくいものだった。しかし、先日行われたアップデートによりこの問題は大幅に改善、実用性が一気に向上した。

 今回は、バトルフィールド Vのリアルタイムレイトレーシングをフルに楽しむならどのクラスのビデオカードを使うのが良いのか、どの程度まで解像度を上げられそうなのか、GALAKUROのGeForce RTX 20 シリーズGPU搭載ビデオカードを用いて、各GPUのパフォーマンスを測定してみた。

“白いGeForce” GALAXと玄人志向のコラボブランド「GALAKURO」

 GALAKUROは、「玄人」と「玄人を目指す人」のためのハイエンドブランドとして、2017年にスタートしたGALAXと玄人志向のコラボレーションブランドだ。

 スタイリッシュな外観やオリジナルのソフトウェアなどにこだわりを持って製品展開が行われており、GALAX譲りの高性能なハイエンドビデオカードをリリースしている。

 GeForce RTX 20 シリーズGPUを搭載したGALAKUROのビデオカードは、ベースカラーに白を採用したビデオカードを中心にリリースしており、今回のテストに用いるのも透明感のある白を基調としたビデオカード3モデルだ。

GALAKUROブランドのGeForce RTX 20 シリーズ搭載製品。白がイメージカラーになっている。
パッケージのイラストはフードを被った玄人志向のサングラス男。

 用意したビデオカードは、GeForce RTX 2080 Ti搭載モデル「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」、GeForce RTX 2080搭載モデル「GK-RTX2080-E8GB/WHITE」、GeForce RTX 2070搭載モデル「GK-RTX2070-E8GB/WHITE」。

 特徴的な白いGPUクーラーをはじめ、カードサイズやディスプレイ出力端子などの仕様が共通している。外観上の差異は補助電源コネクタとSLI用端子「NVLink」の有無程度だ。

 基板裏面にはカードの歪みを抑える金属製バックプレートを備え、GPUクーラーの冷却ファンにはRGB LEDが組み込まれている。LEDの制御はGALAXのGPUユーティリティ「Xtreme Tuner Plus for RTX」で行う。

2基の冷却ファンを備えたオリジナルGPUクーラーを搭載。
透明感のあるGPUクーラーの外装は、白い樹脂パーツとクリアパーツを組み合わせたもの。
GPUクーラーは2スロット占有型。
SLI用端子の「NVLink」。最も手前のGeForce RTX 2070搭載モデルは非搭載。
補助電源コネクタ。最奥のGeForce RTX 2080 Ti搭載モデルのみ8ピン2系統。他の2モデルは8+6ピン。
ディスプレイ出力端子。DisplayPort×3、HDMI×1、VirtualLink(USB Type-C)×1。
本体背面には金属製のバックプレートを装備。
冷却ファンにRGB LEDを搭載。ユーティリティソフトから発光色や発光パターンを設定可能。
GALAXYのGPUユーティリティ「Xtreme Tuner Plus for RTX」が利用できる。

 クーラーだけではなく、バックプレートもホワイトとなっており、白いPCパーツと組み合わせたり、白いPCケースなどと相性が良いカラーリングになっている。

 ワンポイント的に使うのはもちろん、ホワイトで統一したPCにも適材なので、“白”を活かしたPCを構築したいユーザーには注目のモデルだ。

白いPCパーツとの相性は良好。真っ白なPCを構築することも可能だ。

世界初のDXRによるリアルタイムレイトレーシング対応ゲーム「バトルフィールド V」

初のリアルタイムレイトレーシング対応ゲームとなった「バトルフィールド V」

 GeForce RTX 20 シリーズのウリであるリアルタイムレイトレーシングは、「DXR(DirectX Raytracing)」をサポートするWindows 10 October 2018 Updateの登場によって利用可能な技術となった。

 このDXRによるリアルタイムレイトレーシングに対応するゲーム第一弾となったのが「バトルフィールドV」だ。同タイトルではリアルタイムレイトレーシングにより、反射光による自然なソフトシャドーや、画面外のオブジェクトを含めた映り込みを実現することで、よりリアリティの高い光の表現を提供している。

DXRオン。リアルタイムレイトレーシングにより、水面には画面外のオブジェクトの映り込みが描かれている。
DXRオフ。水面に移り込むのは画面内に描画されているオブジェクトのみで、木や炎の映り込みが途切れているのが見て取れる。

 バトルフィールド VがDXRに対応した当初はパフォーマンスに難があったものの、12月4日配信のアップデート以降はDXR利用時のパフォーマンスが大幅に改善。リアルタイムレイトレーシングはより実用的な技術として利用可能となった。

 今回のレビューは、同アップデート後のバトルフィールド Vにおいて、GeForce RTX 20 シリーズがどれ程のパフォーマンスを発揮するのかをGPU毎にみてみるというのが主旨だ。

 テストにおいて、バトルフィールド Vのグラフィック設定はプリセット「最高」をベースとし、画面解像度はフルHDとWQHDの2通り、「DXRレイトレース・リフレクションのクオリティー」の項目を「低」から「最高」までの4通り、合わせて8通りの条件でフレームレートを測定した。

▼DXRレイトレース・リフレクションのクオリティーによる描画の違い
DXR品質「低」
DXR品質「中」
DXR品質「高」
DXR品質「最高」

 ベース機材には、Intelの8コアCPU「Core i9-9900K」を搭載したPCを用意。グラフィックスドライバーは検証時の最新バージョン「417.22」を利用した。その他の機材については以下の表のとおり。

フルHD/高画質で60fps前後が狙えるGeForce RTX 2070

GeForce RTX 2070搭載モデル「GK-RTX2070-E8GB/WHITE」。
GPU-Zの実行画面。

 まずはGeForce RTX 2070を搭載した「GK-RTX2070-E8GB/WHITE」のテスト結果からみていこう。

 「GK-RTX2070-E8GB/WHITE」に搭載されたGeForce RTX 2070は、ベースクロック1,410MHz、ブーストクロック1,830MHzに設定されている。標準仕様よりもブーストクロックが210MHz高い設定だ。

 玄人志向からは黒を基調とした標準クロックモデルのGeForce RTX 2070(GF-RTX2070-E8GB/DF)もラインナップされているが、より高い性能を求めるなら「GALAKURO」モデルのこちらが良いだろう。

 ややブーストクロックが強化されたGeForce RTX 2070は、フルHD解像度のDXR品質「高」までは60fps以上のフレームレートを記録した。安定して60fpsを維持することを望むなら「中」あたりの設定がベターだが、動的ディスプレイ同期技術「G-Sync」を利用するなら「最高」設定で問題ない。

 WQHD解像度では、いずれの設定でも60fpsを下回った。GeForce RTX 2070でリアルタイムレイトレーシングを楽しむなら、フルHD解像度でプレイすることになるだろう。

フルHDなら最高画質/60fpsも余裕、WQHD解像度も視野に入るGeForce RTX 2080

GeForce RTX 2080搭載モデル「GK-RTX2080-E8GB/WHITE」。
GPU-Zの実行画面。

 つづいて、GeForce RTX 2080を搭載した「GK-RTX2080-E8GB/WHITE」のテスト結果だ。

 「GK-RTX2080-E8GB/WHITE」に搭載されたGeForce RTX 2080は、ベースクロック1,515MHz、ブーストクロック1,750MHzに設定されている。標準仕様に比べブーストクロックが40MHz高い値に設定されている。

 BATTLEFIELD Vでのフレームレートは、フルHD解像度ではDXR品質「最高」でも85fpsと余裕をもって60fpsを上回る。フルHD環境で最高位画質のバトルフィールド Vを楽しみたいのであれば、GeForce RTX 2080が最適なモデルになるだろう。

 また、WQHD解像度もDXR品質「中」までの設定で60fps以上を記録しており、DXR品質「最高」でも50fpsを超えていることから、WQHDでの使用も視野に入ってくる。50fps前後のフレームレートが出ているのであれば、G-Sync対応ディスプレイと組み合わせた際は違和感なくプレイできそうだ。

WQHD解像度で最高画質/60fpsの維持が可能、最上位GPU「GeForce RTX 2080 Ti」はかなり快適

GeForce RTX 2080 Ti搭載モデル「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」。
GPU-Zの実行画面。

 最後にGeForce RTX 2080 Tiを搭載した「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」のテスト結果を紹介する。

 「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」に搭載されたGeForce RTX 2080 Tiは、ベースクロック1,350MHz、ブーストクロック1,635MHzに設定されている。こちらもFounders Editionと同じ数値だ。

 フレームレートの測定結果では、最も高負荷なWQHD解像度のDXR品質「最高」で64fpsを記録。今回の測定を行った8通りの条件全てで60fpsを上回った。

 GeForce RTX 2080 Tiを搭載した「GK-RTX2080Ti-E11GB/WHITE」は、WQHD解像度でもBATTLEFIELD Vを最高のグラフィックで楽しめるビデオカードであると言える結果だ。

実用的な技術になったリアルタイムレイトレーシング最高のグラフィックでゲームを楽しみたいならGeForce RTX 20 シリーズ

 事前情報やバトルフィールド V発売当初の状況から、非常に高負荷な技術というイメージのあったリアルタイムレイトレーシングだが、最適化が進んだ現在のバトルフィールド Vでは、GeForce RTX 2070であってもフルHD解像度で60fps動作が狙えるほどに実用的な技術となっている。

 リアルタイムレイトレーシングによる描画のクオリティ自体も優れており、リアリティのある光の表現はゲームへの没入感を高めてくれる。見ているだけで美しいと思えるシーンも多く、特に雰囲気に重きを置いて楽しむシングルプレイヤーモードでは積極的に利用したい技術だ。

 近年のGeForceはクーラーの性能によりブーストの効き具合などに差が出るので、今回のテスト結果と同じパフォーマンスを求めるのであれば、是非玄人志向の「GALAKURO」モデルを購入候補に加えてもらいたい。

 より良いグラフィックでゲームを楽しみたいコアゲーマーなら、リアルタイムレイトレーシングを実用できるGeForce RTX 20 シリーズは、ぜひとも導入したいGPUである。

 CFD販売は、玄人志向のGeForce RTX 20シリーズ(GALAKUROモデル含む)購入者を対象に、バトルフィールド Vをプレゼントするキャンペーンを行っている。対象は2018年11月20日~2019年1月7日(月)の期間中に製品を購入したユーザーで、申し込み締め切りは2019年1月7日(月)まで。

 詳細に関してはキャンペーンサイトを参照のこと。

[制作協力:CFD販売]