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ZOTACの製造工場を動画で紹介、GeForce RTX 20シリーズができるまでを見学してきた

プロダクトマネージャーが製品キーポイントを解説

ZOTACのビデオカードが製造されているPC Partnerの工場。

 ZOTACのビデオカードを製造する工場を見学する機会が得られたので、今回はその模様を動画でお届けする。

 製品の製造はZOTACの親会社であるPC Partnerの工場で行われており、場所は中国広東省の東莞。テスト製造から梱包までここで一貫して行われている。基板へのパーツ実装はほぼ完全自動化となっており、最新ビデオカードの製造がどのように行われているのか気になるユーザーはぜひチェックしてもらいたい。

 今回動画で紹介するのはZOTACのGeForce RTX 20シリーズが製造される過程だ。また、ZOTAC Technology Ltd.ビデオカード部門プロダクトマネージャ Ming氏に、ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 AMP Extremeのポイントを解説してもらうことができたので、そちらも併せて紹介しよう。

ライティングも冷却性も強化、新世代の”ZOTAC GAMING AMP Extreme"

【プロダクトマネージャーMing氏の製品キーポイント解説】

 まずはプロダクトマネージャーのMing氏による製品キーポイントの解説から紹介しよう。

 詳しい内容は動画を確認してもらいたいが、同社の最上位に位置する「AMP Extreme」は、GeForce RTX 20シリーズになりライティング機能を大幅に強化。もちろん冷却性能も前世代から向上されており、GeForce RTX 2080を搭載する「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 AMP Extreme」では16+4フェーズの電源を搭載するなど、ハイエンドモデルらしい仕上がりになっている。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 AMP Extreme

ZOTAC製GeForce RTX 20シリーズができるまで、最新ビデオカードの製造工程

【ZOTACのGeForce RTX 20シリーズができるまで】

 今回の動画ではGeForce RTX 2070搭載モデルを中心に、製造の過程を動画で紹介する。

 前述したが、ZOTACのビデオカードは親会社にあたるPC Partnerの工場で製造されており、製品のチェックから箱詰めまでここで行われている。また、試作品のテスト製造や、クーラーの性能テストやノイズのテスト、各種耐久テストなどもここで行われており、品質管理も行き届いている印象だ。

大規模な工場ということもあり内部は広い、複数ラインが併設されている。
GPU実装マシーンに装填されていたGeForce RTX 20シリーズのコア
こちらはより詳細なチェックをおこなうブース、ゲームや動画再生などユーザーが使用する環境での動作チェックが細かく行われていた。
寿命の加速度試験を行う機器。
高温環境下での安定度をテストする機器。
クーラーテストルームに慣れべられていた歴代のクーラー達。
実際にPCに搭載した際のテストも細かく行われている。
初期サンプルなどの製造もここで行われている。
こちらは工場に併設されているPC PartnerのEMC LAB。製品を動作させた際の電磁波を測定し、問題があった場合は修正が行われる。テストは各社のPCなどに搭載され行われ、特定モデルとの組み合わせでノイズが発生しないかなどもテストされていた。

[制作協力:ZOTAC]