特集、その他

Ryzen 7 3700Xを早速購入!第3世代AMD Ryzenのパッケージの中身を確認してみた

更新:B450マザーとDDR4-3200メモリで動作を確認、消費電力もチェック

「AMD Ryzen 7 3700X」

 本日販売開始となった第3世代AMD Ryzenですが、Ryzen 7 3700Xを購入してきたので、開封の儀をやってみたいと思います!

 ちなみに、ざっと複数ショップのスタッフに聞いてみたところ、人気はAMD Ryzen 9 3900Xといった感じですが、絶対的な数はRyzen 7 3700Xが出ているとのことで、売れたモデルで言えばRyzen 7 3700Xがぶっちぎりと話しているショップもありました。

第3世代Ryzenを開封、パッケージの構造はこれまでのRyzenを踏襲

 それではまずはパッケージの外観から見ていきます。デザインの方向性などは第2世代Ryzenと変わらないようで、色味が差は色味が違うといった印象です。

 パッケージをあけると、CPUの入った箱と、CPUクーラーの入った箱の二つが入っています。このあたりも第2世代Ryzenと全く同じと言った感じ。CPUの箱を空けると、CPUのほか、エンブレムシールとマニュアルが入っています。

 CPUクーラーの方ですが、Ryzen 7 3700XにはWraith Prism Coolerが同梱されています。第2世代Ryzenまでは入手しずらいクーラーでしたが、第3世代Ryzenからは全てのRyzen 7とRyzen 9に同梱されるので、手に入れやすくなっています。

Wraith Prism Coolerはかなり綺麗、コレクションに加えたい一台

 起動できそうなマザーボードが容易できたので、Wraith Prism Coolerを動作させてみました。

 デモ機やイベントなどでは見ていましたが、実際使ってみるとかなり複雑に色が変化するモデルで綺麗です。光り物好きとしては1台押させておきたい逸品。

 AMDロゴが最上段、その下に1本目のリング、その直下に2本目のリング、そしてファンの中央部と4ヶ所が光る仕組みになっており、オートで色を変化させた際は見ていて飽きない凝った色の移りかわりを味わえます。

 明るいところでもなかなか綺麗ですが、暗いところではより美しさが引き立ちますね。

B450マザー + DDR4-3200(XMP/OCメモリ)を使ってRyzen 7 3700Xを動作させてみた

 手持ちのB450チップセット搭載マザーボードと、DDR4-3200対応のオーバークロックメモリを使い、Ryzen 7 3700Xが動作するのか試してみました。合わせてベンチマーク中の消費電力や動作クロックの確認も行っています。

MSI B450M MORTAR TITANIUM
CORSAIR VENGEANCE RGB PRO 32GB

 マザーボードはMSI B450M MORTAR TITANIUM、メモリはCORSAIR VENGEANCE RGB PRO 32GB(2x16GB) DDR4 DRAM 3200MHz C16 Memory Kit - Whiteを使用し、そのほかのパーツは以下のものを使用しています。

 ちなみに、MSIは旧チップセットを搭載するマザーボードで第3世代Ryzenを動作させるためのベータBIOSを特設ページで公開しているので、MSIマザーボードを使用している方はチェックしてみてください。

・ビデオカード 玄人志向 GF-GT1030-E2GB/LP/D5
・SSD CORSAIR Force Series MP510 960GB M.2 SSD
・電源 CORSAIR RMx White Series RM750x
・OS Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)

 XMPを読み込ませてのDDR4-3200動作ですが、一応動作しました。

 MSI B450M MORTAR TITANIUMのBIOSがベータ版ということもあるのか、設定を反映した瞬間に固まったりすることがありましたが……、CINEBENCH R20などのベンチマークを実行しても完走するので、動作してしまえば大丈夫そうな雰囲気です。

 消費電力の方ですが、全コアに負荷をかけた場合、1コアにだけ負荷をかけた場合、アイドル時の3パターンを試してみました。以下がその結果です。負荷テストはCINEBENCH R20を利用しました。

全コア利用時のクロックと消費電力

 全コアに負荷をかけた際のクロックは最大で3.96GHzで、システム全体の消費電力は129W。CPUクーラーのファンもそれほどうるさくならないので、余力はありそうな感じがします。

1コアに負荷をかけた際のクロックと消費電力

 1コアにのみ負荷をかけた場合、動作クロックは最大で4.34GHzで、システム全体の消費電力は65W。CPUクーラーのファンはかなり緩く回っており、発熱面も消費電力面もかなり余力があります。

アイドル時の消費電力

 アイドル時は消費電力は39W前後となりました。もう少し下がって欲しいところなので、この辺りは設定を詰めてチューニングすると良いかもしれません。