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MSIの新世代ゲーミングノートは「Katana」に「Sword」、最新のTiger Lake + GeForce搭載PCをチェック
歴史物で著名なイラストレーター長野剛氏とコラボ、デザイン性も重視 text by 坂本はじめ
2021年5月27日 00:01
MSIは、黄金比から着想を得た新設計と、Intelのモバイル向け第11世代Coreプロセッサー「Tiger Lake-H」を搭載する新世代ゲーミングノート製品群を発表した。投入の早いモデルは5月20日より販売が開始されており、6月初旬まで順次市場に投入される。
今回、MSIの新世代ゲーミングノートの中から、15.6型ゲーミングノートである「Katana GF66」と「Sword 15」の試作機を借用する機会が得られたので、新設計されたMSI製ゲーミングノートのビジュアルを写真でチェックしてみよう。
Tiger Lake-H世代の新作ゲーミングノート「Katana GF66」「Sword 15」
今回、試作機を借用できた「Katana GF66」と「Sword 15」は、黄金比に着想を得た新設計を採用する新作ゲーミングノート製品群のひとつであり、Intelのモバイル向け第11世代Coreプロセッサ「Tiger Lake-H」を採用した15.6型ゲーミングノート。価格帯のレンジは15万円台半ばから20万円未満をカバーする新世代のミドルクラスモデルだ。
Katana GF66とSword 15は共通のデザインをベースにしており、Katana GF66は全面マットブラック、Sword 15はピュアホワイトとマットブラックのツートンカラーを採用している。なお、MSIの新世代モデルは、黄金比より着想を得て開発されたとされており、丸みを帯び流線的な部分も取り入れられているという。
以下はKatana GF66とSword 15の国内販売予定モデルのスペックだ。
Katana GF66シリーズからは、「Katana GF66 11U(Katana-GF66-11UD-480JP)」の投入が予定されており、6月3日(木)からの販売が予定されている。Sword 15シリーズからは、「Sword 15 A11U(Sword-15-A11UC-069JP)」が5月27日より販売開始となっている。
両モデルともに、MSI公認サポート店で注文の際はメモリやストレージのカスタムが行える。なお、Katana GF66と同等のスペックで17.3型液晶を搭載するKatana GF76シリーズに関しては、5月20日に一部モデルの販売が開始されている。
Katana GF66 11U(Katana-GF66-11UD-480JP) | |
---|---|
CPU | Core i7-11800H(8コア16スレッド/ブースト時最大4.6Hz) |
GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU(GDDR6 4GB) |
メモリ | DDR4 16GB(8GB×2) |
ストレージ | M.2 NVMe SSD 512GB |
ディスプレイ | 15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)/144Hz |
無線機能 | Wi-Fi 6(2×2/11ax) + Bluetooth 5.1 |
本体サイズ | 359×259×24.9mm |
重量 | 2.2Kg |
OS | Windows 10 Home |
予価(税込) | 160,000円前後 |
Sword 15 A11U(Sword-15-A11UC-069JP) | |
---|---|
CPU | Core i7-11800H(8コア16スレッド/ブースト時最大4.6Hz) |
GPU | GeForce RTX 3050 Laptop GPU(GDDR6 4GB) |
メモリ | DDR4 16GB(8GB×2) |
ストレージ | M.2 NVMe SSD 512GB |
ディスプレイ | 15.6型フルHD(1,920×1,080ドット) |
無線機能 | Wi-Fi 6(2×2/11ax) + Bluetooth 5.1 |
本体サイズ | 359×259×24.9mm |
重量 | 2.2Kg |
OS | Windows 10 Home |
価格(税込) | 156,000円前後 |
マットブラックでまとめられた新世代スタンダードモデル「Katana GF66」をチェック
ここからは、Katana GF66の外観を写真でチェックしていく。
マットブラックで統一されたKatana GF66の筐体は、15.6型の狭額縁ディスプレイの採用によって、359×259×24.9mmという比較的コンパクトな本体サイズを実現。重量は約2.2kgであり、モバイルノートほど軽量ではないものの、持ち運べるサイズ感となっている。
国内投入が予定されている「Katana GF66 11U(Katana-GF66-11UD-480JP)」には、Tiger Lake-Hベースの8コア16スレッドCPU「Core i7-11800H」と、GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUが搭載される。
これらの強力なプロセッサを冷却するため、MSI独自の冷却機構「Cooler Boost 5」を搭載しており、長時間の高負荷状態でも安定した動作を実現するとしている。搭載されるCPUやGPUにあわせヒートパイプの数などは最適化されており、GeForce RTX 3050 Ti/3050搭載モデルであれば、2基のファンと4本のヒートパイプで構成されたクーラーが搭載される。
15.6型のディスプレイは、最大で144Hz駆動が可能なフルHD(1,920×1,080ドット)液晶パネルを採用しており、FPSゲームやバトルロイヤルゲームで勝利を目指すゲーマーに適した表示能力を備えている。
Katana GF66については、今回写真を紹介するのは英語キーボードを搭載した試作機だ。今後販売される日本向けモデルとは、細部が異なる可能性に注意してほしい。
白い筐体が特徴のSword 15のチェック、新世代のミドルクラスゲーミングノート
Katana GF66と同じ設計の筐体がベースのSword 15は、内部設計や筐体の構造、付属のACアダプタなど、基本仕様はKatana GF66と同等であり、フルHD液晶ディスプレイや独自の冷却機構「Cooler Boost 5」も内蔵している。
Sword 15のバリエーションのうち、国内向けモデルの「Sword 15 A11U(Sword-15-A11UC-069JP)」は、Tiger Lake-Hベースの8コア16スレッドCPU「Core i7-11800H」と、4GBのVRAMを備える「GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を搭載。16GBのDDR4メモリに、512GB NVMe SSD、Wi-Fi 6(Intel AX210)など、足回りも充実したミドルクラスのゲーミングノートで、公式販売サイトでの価格は155,800円、5月27日から販売が開始されている。
ここで紹介する写真は、英語キーボードを搭載したSword 15の試作機のものであり、販売中のSword 15 A11Uとは細部が異なる可能性に注意して欲しい。
スマートなデザインが魅力、MSIの新世代ゲーミングノート
Katana GF66とSword 15は、シンプルな機能美を備えたスマートなビジュアルが魅力のゲーミングノートだ。Tiger Lake-HとGeForce RTX 30シリーズの採用により、確かなゲーミング性能と携帯性を両立したこの15.6型ゲーミングノートは、ミドルクラス層から本格志向のゲーマーまで、幅広い層に魅力的な選択肢となるだろう。
今回紹介したKatana GF66とSword 15以外にも、最上位から薄型モデルまでMSIのノートPCは刷新される。新コンセプトの下に設計されたMSI製ゲーミングノートPC群が、より多くのユーザーが望むものとなっていることに期待したい。
[制作協力:MSI]