特集、その他

MSIから白いGeForce RTX 4070 Tiが登場!WQHDでバリバリ遊べる白いゲーミングPCを組んでみたぞ!!

MSIパーツで揃えたこわだりの白いゲーミングPC text by 坂本はじめ

 MSIから、白いカラーリングが特徴的なGeForce RTX 4070 Ti搭載ビデオカード「GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G」が発売された。GPUクーラーからバックプレートにまで白を基調としたカラーリングを採用したこのビデオカードは、白にこだわったPCを求めるゲーマー注目の製品だ。

 今回は、この「GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G」をはじめとするMSI製の白いPCパーツを使って、この春最新のミドルハイクラスゲーミングPCを組んでみた。白にこだわったPCを自作したいユーザーや、最新鋭のミドルハイゲーミングPCの性能に興味のあるゲーマーはぜひチェックしてもらいたい。

MSIの“白い”GeForce RTX 4070 Ti搭載ビデオカード最新世代でMSIのホワイトPCを組むならコレ!

 MSI GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12Gは、NVIDIAのミドルハイGPU「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載したビデオカードで、GPUクーラーやバックプレートに白を基調としたカラーリングを採用している。

白いカラーリングが特徴的なMSI GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G。
バックプレートにも白を基調としたカラーリングを採用している。
GPUクーラーやバックプレートの白い部分はマットホワイトで、グレーをアクセントカラーとしている。
カードサイズは337×140×62mmで3スロットを占有する大型カードだ。

 3基の冷却ファンを備えた大型GPUクーラーを搭載しており、カードサイズは337×140×62mmで、占有スロット数は3スロット。この巨大なGPUクーラーの冷却能力を活用して、搭載GPUのGeForce RTX 4070 Tiは、ブーストクロックが2,610MHzから2,745MHzにオーバークロックされている。

 ブラケット部の画面出力端子はDisplayPort 1.4a(3基)とHDMI 2.1a(1基)。ビデオカードの消費電力は285Wで、補助電源コネクタには16ピンの12VHPWRを採用しており、PCI-E 8ピン×2系統から12VHPWRに変換するアダプタが同梱されている。

画面出力端子はDisplayPort 1.4a(3基)、HDMI 2.1a(1基)。
電源コネクタに最新の12VHPWRを採用しており、PCI-E 8ピン×2系統から変換するアダプタが付属する。
カードの重量を支えるためのサポートステイが同梱されている。
白をベースカラーに採用したマウスパッドも付属する。

MSIの白いPCパーツでかためた最新鋭のミドルハイゲーミングPCを組む

 白いビデオカードであるGeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12Gの登場によって、MSI製のPCパーツで揃えた白い最新ゲーミングPCが構築可能となった。

 そこで今回は、2023年春における最新鋭のミドルハイクラスゲーミングPCを想定したパーツで、白いゲーミングPCを組んでみることにした。主なパーツ構成は以下の通り。

マザーボードのMSI MPG Z790 EDGE WIFI。基板を覆うヒートシンクを白でカラーリングしている。
MSI MAG CORELIQUID 240R V2 WHITE。本体カラーを白で統一した240mmサイズのオールインワン水冷クーラー。
CORSAIRのオーバークロックメモリキット「CMT32GX5M2B5600C36W」。白いヒートスプレッダを搭載したDDR5-5600動作の16GBメモリ2枚組。
MSI MPG A750GF WHITE。本体とケーブルのカラーに白を採用した、容量750Wの80PLUS GOLD認証電源。
CPUのCore i5-13600K。第13世代Coreの14コア(6P+8E)/20スレッドCPUだ。
MSI SPATIUM M480 2TB。リード7GB/s、ライト6.8GB/sを実現するPCIe 4.0 x4接続のNVMe SSD。
MSI MPG GUNGNIR 110R WHITE。前面の半分と左側面にガラスパネルを採用したMSIの白いPCケース。
MSI G274QRFW(レビュー記事)。珍しいマットホワイトカラーのゲーミングモニターで、最大170Hz駆動かつWQHD解像度というモダンなスペックの27型液晶パネルを採用。白いPCと組み合わせて使用したい1台だ。

白いパーツで組み上げた特別感のあるゲーミングPC白にマッチするカラーも選べるRGB LEDライティング

 MSI製の白いパーツをメインに使って組み上げたPCが以下の写真だ。

 光沢を抑えたマットホワイトをベースカラーに採用したパーツを選んだだけあって見た目の相性がよく、PCケースのMPG GUNGNIR 110R WHITEがクリアなガラスパネルを採用していることも相まって、各パーツの白さを堪能できるPCに仕上がった。

完成した白いゲーミングPC。各パーツのマットホワイトがマッチしたPCに仕上がった。

 今回使用したパーツの多くがRGB LEDを搭載しており、動作中はRGB LEDによるライティングを楽しむことができる。

 RGB LEDと言えばカラフルなレインボーカラーというイメージが強いが、LEDユーティリティを用いれば任意の色を作り出せるのも魅力の一つ。どのような色で発光させるのかはユーザーのセンス次第だが、白いPCパーツを揃えた今回のPCにおける筆者のお気に入りは「薄い水色」。「白」やLEDを消灯するという選択も悪くないが、薄い水色で冷たい雰囲気を加えることができる。

 RGB LEDはただカラフルなだけでなく微妙な色合いを作り出すことができるので、白いPCにマッチする自分好みのライティングを探求してみるのも面白いはずだ。

カラフルなレインボーカラーが印象的なRGB LEDだが、ユーティリティを使って任意の色を作り出せるのもRGB LEDの魅力。
白を基調としたPCには薄い水色が筆者好みでおすすめだが、各々の好みでライティングをチューニングするのも面白い。

WQHDでゲームを遊ぶなら申し分ない性能、高性能な白いゲーミングPCゲームベンチマークと実ゲームでのパフォーマンスをチェック

 最後に、完成したゲーミングPCがどれだけの性能を備えているのか、ベンチマークテストと実際のゲームでパフォーマンスをチェックしてみよう。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク。

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク。
WQHD/最高品質設定でのスコアは「28,266」で、平均フレームレートは「約197.3fps」。当然、ベンチマーク評価は最高の「非常に快適」だった。

 定番ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」では、ディスプレイのMSI G274QRFWのネイティブ解像度であるWQHD(2,560×1,440)の最高品質設定でテストを実行した。

 テストの結果、ベンチマークスコアは「28,266」に達し、平均フレームレートは「約197.3fps」という高い値を記録。当然、ベンチマーク評価は最高の「非常に快適」を獲得した。

「BLUE PROTOCOL」ベンチマークソフト

BLUE PROTOCOL BENCHMARK。
WQHD/最高画質でのベンチマークスコアは「26,354」で、最高評価である「極めて快適」の基準スコアである10,000の2倍以上に達した。

 2023年の正式リリースが予定されている新作オンラインアクションRPG「BLUE PROTOCOL」の公式ベンチマークソフトで、WQHD/最高画質設定でテストを実行してみた。

 GeForce RTX 4070 TiとCore i5-13600Kを組み合わせた今回のPCは、ベンチマークの最高評価である「極めて快適」を獲得しており、同評価の基準スコアである10,000を大幅に上回る「26,354」を記録した。ゲームの正式リリースに向けて心強い結果だ。

エーペックスレジェンズ

バトルロイヤルFPS「エーペックスレジェンズ」。
画面内のオブジェクトが極端に多い射撃訓練場のシチュエーションでも、おおむね150fps以上という高いフレームレートを記録。これなら、ゲーミングモニター「MSI G274QRFW」の表示能力を生かして快適にプレイできるだろう。

 根強い人気を誇るバトルロイヤルFPS「エーペックスレジェンズ」では、WQHD解像度で全てのグラフィック設定を可能な限り高品質に設定してプレイしてみた。

 射撃訓練場の特に負荷が高くなるようなシチュエーションでも150fps程度のフレームレートを維持していた。白いゲーミングモニター「MSI G274QRFW」の最大170Hz駆動とG-Sync Compatible対応という特徴を活用すれば、高いグラフィック品質と破綻を抑えた滑らかな映像でエーペックスレジェンズを楽しめる。

ホグワーツ・レガシー

今春最大の注目作となったオープンワールド・アクションRPG「ホグワーツ・レガシー」。
DLSS 3のフレーム生成やG-Sync Compatibleを活用することで、高画質設定でも平均100fps超えという高フレームレート動作が可能だった。

 今春最大の注目作となっているオープンワールド・アクションRPG「ホグワーツ・レガシー」は、先進的なグラフィック技術に対応しており、GeForce RTX 40シリーズとともに導入されたDLSS 3にも対応している。

 そこで、WQHD解像度にて、基本のグラフィック品質プリセット「最高」、レイトレーシング機能を全て有効にした上で品質を「最高」、DLSS超解像を「クオリティ」、DLSS 3のフレーム生成を「オン」にそれぞれ設定してゲームをプレイしてみた。

 かなり「重たい」グラフィック設定を適用したのだが、今回組み立てたPCはほとんどのシーンで100fps以上を記録。ゲーミングモニターのG-Sync Compatibleを活用することで、滑らかかつ破綻の少ない映像で快適にプレイすることができた。

白い高性能ゲーミングPCを組みたい人は要チェックMSI GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G

 MSIの白いGeForce RTX 4070 Tiを中心に構築した今回のミドルハイゲーミングPCの性能は、定番から最新まで多くのゲームで快適な動作が望めるほど優れたものだった。白いゲーミングモニターであるMSI G274QRFWとの相性も良好で、MSI製品なら白さと性能を両立したゲーミング環境を構築できる。

 MSIは今回使用したパーツ以外にも白くカラーリングした製品をリリースしている。カラーリングは白にこだわりたいという自作PCユーザーやゲーマーにとって、PCパーツからゲーミングモニターにまで白い製品が存在するMSIのラインナップは、ぜひともチェックしておくべきである。

[制作協力:MSI]