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MSIがメルセデスAMGとコラボ、所有欲を満たす“ラグジュアリー”ゲーミングノートを発表

COMPUTEX開催に合わせ発表会を開催(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI編)

MSIが「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」などを発表

 MSIは5月30日、PC関連の展示会「COMPUTEX 2023」が開催されている台北市でノートPC製品発表イベント「MSIOLOGY 2023 LUXURY GAMING EXPERIENCE」を実施し、メルセデス・ベンツのレーシング・チューニングカーブランドであるメルセデスAMGとコラボしたモデル「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」などを披露した。ここでは、同イベントで発表された新型ノートPCと、イベントの中身を写真中心にレポートする。

MSIロゴなどのラッピングが施されたメルセデスAMGのレースカー

メルセデスAMGのハイパフォーマンスを体現するノートPC

 「LUXURY GAMING EXPERIENCE」と銘打たれた同イベントは、ゲーミング用途のモデルを中心に、クリエイター向けやビジネス向けのノートPC新製品を発表するもの。

 最大の目玉はメルセデスAMGとコラボした「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」で、16型のノートPC新モデル「Stealth 16 Studio A13V」シリーズをベースに、各部にメルセデスAMGのハイパフォーマンスかつラグジュアリーなイメージに合うカスタマイズを施したモデルとなる。

「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」

 ボディにはマグネシウム合金が用いられており、カラーリングはその高い剛性感が伝わる特別仕様のカラーリングのセレナイトグレー(ダークグレー)。天板とディスプレイ下のベゼルには、メルセデス・ベンツのエンブレムとメルセデスAMGロゴがあしらわれ、Webカメラ周辺とスペースキー、そして底面のゴム脚にはメルセデスAMGロゴのロンバスと言われる斜線マークをデザインしている。電源ボタンには「START ENGINE」と刻印され、まさにレーシングカーの雰囲気。

天板にはMSIとメルセデス・ベンツ、メルセデスAMGのロゴ
ディスプレイ下にも同様のロゴ
パームレスト手前左側の側面にもメルセデスAMGロゴ、このほかにもAMGロゴが複数個所にあしらわれている
Webカメラ周辺とスペースキーにロンバスデザイン
底面のゴム脚にも同じ意匠が施され、独自デザインに
電源ボタンには「START ENGINE」の刻印
背面側のイルミはベースモデルと同じ
大きめのタッチパッド、その右側に指紋センサー

 ハードウェアスペックはベースモデルの「Stealth 16 Studio A13V」とほとんどの部分で共通だが、ディスプレイのみ有機ELパネルとなる。解像度は4K+(3,840×2,400ドット)のまま変わらず、リフレッシュレートは60Hz。

コラボモデルの詳細を説明したMSIノートブック部門のリージョナルマネージャーであるスティーブン・ヤン氏
4Kを超える4K+(UHD+)解像度の有機ELパネルを採用

 最上位モデルのスペックは、第13世代Intel Core i9-13900Hに、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUが組み合わされたもの(下位モデルはGPUがGeForce RTX 4060または4050)。2つの冷却ファンに5本のヒートパイプをつなげた独自の冷却機構「Cooler Boost 5」により、最大限にそのパフォーマンスを引き出すとしている。

独自冷却機構「Cooler Boost 5」によりパフォーマンスを最大限に引き出す

 メモリは最大64GB(DDR5−5200)、PCIe 4.0 x4接続のNVMe/M.2 SSD×2スロット、2.5GbE有線LANポート、Wi−Fi 6E、指紋認証センサーなどを装備。本体側面にはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen2 Type−C、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、microSDカードスロット、ヘッドセット端子を用意し、イルミ機能をもつSteelSeriesのゲーミングキーボードを搭載する。

側面のインターフェース。有線LANは2.5GbEとなる
イルミ機能のあるSteelSeriesのゲーミングキーボード
重量は1.88kg、薄さ19.95mm
ラグジュアリーな要素がたっぷり詰まった1台となっている

 ボディはマグネシウム合金により軽量・高耐久を実現しており、ディスクリートGPU搭載の16型クラスとしては比較的軽量な1.88kg、19.95mmの薄さを実現している。また、同モデル専用の付属品として、メルセデスAMGデザインのマウス、マウスパッド、USBメモリ(Type-C、Type−A兼用)、ACアダプター(240W)、ケーブルタイ、さらにはそれらを持ち運びやすくする携帯ポーチが用意される。

コラボモデル専用の付属品もラグジュアリー
このモデル専用にデザインされた化粧箱
付属のマウスとマウスパッド
マウスは単体販売されていないモデルがベースになっているとのこと
USBメモリとケーブルタイ
アダプターは最大240W出力

 発表会では、MSIプレジデントのジーンズ・ファン氏や、メルセデスAMGモータースポーツ責任者のクリストフ・サゲミュラー氏らが登壇。同氏は「MSIのイノベーションへの取り組みやハイパフォーマンスな製品づくりに向けた情熱は、我々がもつスピリットに共通するものがある」と今回のコラボ実現に至った理由をコメント。最後にMSIエグゼクティブ・バイスプレジデントのエリック・クオ氏とともに壇上でパートナーシップ締結のサインを交わした。

新製品群にかける意気込みを見せたMSIプレジデントのジーンズ・ファン氏
MSIエグゼクティブ・バイスプレジデントのエリック・クオ氏
メルセデスAMGモータースポーツ責任者のクリストフ・サゲミュラー氏
クオ氏とサゲミュラー氏が壇上でサインを交わす
MSIがメルセデスAMGの公式パートナーに
会場にはMSIロゴなどがラッピングされたメルセデスAMGのスポーツカーも登場
MSIのノートブック部門においてシニアプロダクトマーケティングを務めるオフェーリア・ヤン氏が、新型ノートPCのラインアップやパフォーマンスの高さ、独自アプリケーションなどを紹介
再生プラスチックを使用したビジネス向けモデル「Commercial 14 H Evo」も発表
環境へ配慮したモデルで、再生プラスチップで作られた部分は独特な手触りになっている
MSIもAI技術への取り組みを積極的に進めている
AI画像生成ツール「AI−Artist」を開発。ノートPC上で処理し、わずか数秒でプロンプトに応じた画像を生成する
GeForce 4060/4050を搭載するノートPCのゲームパフォーマンスの高さをアピール
MSIの新型ノートPCを手に持ちながら順に披露していく
高級感やスタイリッシュさをアピール
メルセデスAMGコラボのベースモデルである「Stealth 16 Studio A13V」のPure White
こちらはCOMPUTEX 2023会場に展示されていた同Star Blue
ライフスタイルをイメージしたクリエイターモデル「CreatorPro Z17 HX Studio A13V」の展示
AI画像生成ツール「AI−Artist」のデモンストレーションコーナー
ハイエンドクラスの性能をもつクリエイター向け16型「Creator Z16 HX Studio B13V」
軽量コンパクトな13型「Prestige 13 Evo A13M」
ディスプレイを反対側に折ることができる「Summit E16 Flip Evo A13M」
ハイパフォーマンスな15.6型「Katana 15 B13V」
各部にスケルトン素材を使用した「Cyborg 15 A13V」
「Raider GE78 HX Smart Touchpad 13V」
パームレスト右側のボタンにタッチするとさらなるファンクションキーが浮かび上がる
各キーのカスタマイズも専用ユーティリティで可能