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MSIがメルセデスAMGとコラボ、所有欲を満たす“ラグジュアリー”ゲーミングノートを発表
COMPUTEX開催に合わせ発表会を開催(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSI編)
2023年5月31日 17:15
MSIは5月30日、PC関連の展示会「COMPUTEX 2023」が開催されている台北市でノートPC製品発表イベント「MSIOLOGY 2023 LUXURY GAMING EXPERIENCE」を実施し、メルセデス・ベンツのレーシング・チューニングカーブランドであるメルセデスAMGとコラボしたモデル「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」などを披露した。ここでは、同イベントで発表された新型ノートPCと、イベントの中身を写真中心にレポートする。
メルセデスAMGのハイパフォーマンスを体現するノートPC
「LUXURY GAMING EXPERIENCE」と銘打たれた同イベントは、ゲーミング用途のモデルを中心に、クリエイター向けやビジネス向けのノートPC新製品を発表するもの。
最大の目玉はメルセデスAMGとコラボした「Stealth 16 Mercedes−AMG Motorsport」で、16型のノートPC新モデル「Stealth 16 Studio A13V」シリーズをベースに、各部にメルセデスAMGのハイパフォーマンスかつラグジュアリーなイメージに合うカスタマイズを施したモデルとなる。
ボディにはマグネシウム合金が用いられており、カラーリングはその高い剛性感が伝わる特別仕様のカラーリングのセレナイトグレー(ダークグレー)。天板とディスプレイ下のベゼルには、メルセデス・ベンツのエンブレムとメルセデスAMGロゴがあしらわれ、Webカメラ周辺とスペースキー、そして底面のゴム脚にはメルセデスAMGロゴのロンバスと言われる斜線マークをデザインしている。電源ボタンには「START ENGINE」と刻印され、まさにレーシングカーの雰囲気。
ハードウェアスペックはベースモデルの「Stealth 16 Studio A13V」とほとんどの部分で共通だが、ディスプレイのみ有機ELパネルとなる。解像度は4K+(3,840×2,400ドット)のまま変わらず、リフレッシュレートは60Hz。
最上位モデルのスペックは、第13世代Intel Core i9-13900Hに、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUが組み合わされたもの(下位モデルはGPUがGeForce RTX 4060または4050)。2つの冷却ファンに5本のヒートパイプをつなげた独自の冷却機構「Cooler Boost 5」により、最大限にそのパフォーマンスを引き出すとしている。
メモリは最大64GB(DDR5−5200)、PCIe 4.0 x4接続のNVMe/M.2 SSD×2スロット、2.5GbE有線LANポート、Wi−Fi 6E、指紋認証センサーなどを装備。本体側面にはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen2 Type−C、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI 2.1、microSDカードスロット、ヘッドセット端子を用意し、イルミ機能をもつSteelSeriesのゲーミングキーボードを搭載する。
ボディはマグネシウム合金により軽量・高耐久を実現しており、ディスクリートGPU搭載の16型クラスとしては比較的軽量な1.88kg、19.95mmの薄さを実現している。また、同モデル専用の付属品として、メルセデスAMGデザインのマウス、マウスパッド、USBメモリ(Type-C、Type−A兼用)、ACアダプター(240W)、ケーブルタイ、さらにはそれらを持ち運びやすくする携帯ポーチが用意される。
発表会では、MSIプレジデントのジーンズ・ファン氏や、メルセデスAMGモータースポーツ責任者のクリストフ・サゲミュラー氏らが登壇。同氏は「MSIのイノベーションへの取り組みやハイパフォーマンスな製品づくりに向けた情熱は、我々がもつスピリットに共通するものがある」と今回のコラボ実現に至った理由をコメント。最後にMSIエグゼクティブ・バイスプレジデントのエリック・クオ氏とともに壇上でパートナーシップ締結のサインを交わした。