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自作好きやPCゲーム初心者に響く。マウスコンピューターの「NEXTGEAR」

DOS/V POWER REPORT 2024年冬号の記事を丸ごと掲載!

マウスコンピューターのマーケティング本部製品部 プロダクトマネージャーを務める林田 奈美氏に新ブランド「NEXTGEAR」を中心に話をうかがった

買いやすさ追求の新ゲーミングブランド

 2023年で創業30周年を迎えた老舗PCメーカーの「マウスコンピューター」。BTO PCの定番となっているが、まだまだ世の中にゲーミングブランドというものが定着していない2004年にゲーマー向けの「G-Tune」を立ち上げるなど、ユーザーのニーズにいち早く応えてきた。

 そのマウスコンピューターが2023年にスタートさせたのがECサイト専用の新ゲーミングブランド「NEXTGEAR」だ。自作PC派が知り合いなどに「ゲーミングPCが欲しいけど自作したほうがいいかな?」と聞かれたら、「いや、自作にこだわりがなければNEXTGEARのほうがいいんじゃない」と答えたくなるような、絶妙なスペックと価格のバランスとなっている。

NEXTGEARのデスクトップモデル。6コア12スレッドのRyzen 5 4500とRTX 4060を組み合わせて12万円台などコスパと性能のバランス優れるモデルを多数展開している。BTOでしか購入できないRyzen 5 7500F搭載モデルが多数あるのも自作好きとしては気になるところ

 NEXTGEARの狙いについてプロダクトマネージャーの林田氏に話をうかがうと「ターゲットの年齢層は限定しておらず、ゲームを手軽に楽しみたい人が手に取りやすいPCを目指しています」と言う。CPU、GPUとも性能がどんどん上がっていく中で、ゲーミングPCは高いものというイメージが強くなっている現状があり、パーツや性能にこだわったG-Tuneとは異なる“買いやすさ”をコンセプトにしているとのことだ。

 現在は本体に加えて、モニタやキーボード、マウスなどゲームに必要なデバイスを全部揃えて20万円前後が人気だと言う。

左側面にはガラスパネルを採用と低価格でも見栄えのする筐体を採用。BTOでは、赤や青やマゼンタといったLED搭載のファンを選択可能で、見た目にも凝れるのが楽しい
CPU、メモリ、ストレージなどカスタマイズ可能なパーツは多岐に渡るが、CPUのグリスやクーラー、電源まで選べるのは自作顔負け。構成に凝れるのも大きな特徴と言える

 ECサイトによる完全受注生産ではあるが、秋葉原をはじめ、全国で展開している実店舗のダイレクトショップでは展示を行なっており、店員に構成などの相談は可能とのこと。実機が気になる人はチェックしてみるとよいだろう。

自作PCでも人気のホワイト仕様も展開中。また、NEXTGEAR、キーボード、マウス、ディスプレイをセットにした「スターター5点セット」もあり、これはノートPCからの乗り換えユーザーに人気だという

[TEXT:芹澤正芳]

DOS/V POWER REPORT「2024年冬号」の記事をまるごと掲載

 今回は、2023年末に休刊したDOS/V POWER REPORT「2024年冬号」の記事をまるごと掲載しています。

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