特集、その他
編集後記
2012年を振り返って
（2012/12/30 02:25）
鈴木 光太郎
記事
【使用機器】
パナソニック DSC-HX100V（デジカメ）
LG Optimus chat L-04C（スマートフォン）
Apple iPhone 5（スマートフォン）
毎年恒例、編集後記の時間がやってまいりました。
年に一度、というのも難しいもので、毎年なにを書こうか悩むわけですが、今年はやっぱりWindows 8。久々のメジャーアップデートな上に、時代の変化を感じるUIの大変化、そして新たな応援キャラ。
UIの変化も面白いんですが、理系アタマな私としては、内部構造の変化が興味の対象。いや、ファイルコピーが速くなったとか、起動が速くなったとか、改良点は色々あるみたいなんですが、「結果」だけじゃなく、「原理」も知りたいなぁと。記事を作るたび、色々調べてみるんですが、OSの世代を経るたびに、だんだん具体的な情報は出なくなる印象で、ちょっと寂しかったり。いやま、英語の資料を漁るだけで、結構面白かったりするんですが。
さて、それとは別に気にしているのが廉価タブレットの行く末。Nexus 7が出たときは、色んな方から「中華タブレットは終わったね」という声をいただいたんですが、どっこい価格の安さで隆盛してます。
ドスパラやユニットコム、マウスコンピューターが相次いで出した廉価品はいずれも人気のようだし、進研ゼミでの無償提供が発表されるなどトピックもありました。「読書端末」だけでなく、「Amazonお買い物端末」の側面もあるKindle Fireも出てきたし、この前、新宿のパセラ（カラオケ店）に行ったらリモコン端末がAndroidタブレットだったりしたし、来年は「タブレットが生活に溶け込んでいく年」なのかもなぁ、と思ったり。
そうそう、去年の編集後記で書いた「複数のデバイスを使いこなす」という話、個人的にはChromeのブックマーク同期とEvernote、Kindle、Gmailを組み合わせたとこで落ち着いてます。
今年は公私ともにデバイス爆発でしたが、やっぱりクラウドは便利ですねぇ。ちなみに、日常使ってるデバイスは2台のデスクトップPCに1台のノートPC、iPhone 5、Androidスマホ、iPad、Androidタブレット、Kindle Paper Whiteと山のように使ってますが、普通に使い分けで便利だったり。
というわけで今年はこれにて。
来年も、自作PCやモバイル機器のニュースを秋葉原からお伝えしていきます。みなさまご愛読のほど、よろしくお願いいたします
石橋 一衛
新製品、お買い得情報ほか
【使用機器】
ニコン COOLPIX P7100（デジカメ）
Apple iPhone 5 64GB（スマートフォン）
SAMSUNG GALAXY Note II（スマートフォン）
「Windows 8の発売でPCパーツ業界が非常に盛り上がった1年でした！」と言えたら良かったんですが、実際は……。Windowsのメジャーバージョンアップがあった割には、なんとなく盛り上がりに欠けた1年でした。
深夜販売はかなりの盛り上がりを見せ、安価なアップグレード版は今も好調な売れ行きを見せているWindows 8ですが、目玉機能の1つであるタッチ操作の恩恵が受けられるデバイスがあまりにも少ない……。仮に自作PC市場が好調だったら、今頃はいろんなメーカーから似たようなタッチパネル化キットが沢山出ていたと思うんですけどね……。
こんな感じでPC関連がイマイチ盛り上がりに欠ける一方で、モバイル関連は昨年以上の盛り上がりを見せ、特にAndroidデバイスはNexus 7の登場により、一般ユーザーにまで普及。今回の編集後記をAndroidデバイスで読んでいるという方も多いのでは？
Web閲覧やソーシャルゲームといった低負荷の作業ならモバイル端末で十分という状況になり、昨年以上に脱PC化が進んでいますが、一方で高負荷な処理や大量のファイル管理など、モバイル端末が苦手としている事が多いのも事実。このあたりのデメリットをカバーする存在として、小型の低消費電力PCやリビングPCといった自作PCが得意とする分野が活性化してくれると嬉しいんですが……。
ショップのスタッフからは、「通販の影響で秋葉原に来る人が少なくなった」という声を聞くこともありますが、店頭に来なければ体験できないことも沢山あるはず。今後も、こういったアキバならではの旬な情報をお届けできたらと思います。
それでは、今年1年ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
久保 勇
相場調査、新製品、漫画(編集)
【使用機器】
ソニー DSC-HX30V（デジカメ）
Apple iPhone 4S（スマートフォン）
人生で3番目くらいにハードな一年でした。
実はWindows 8発売時に肺炎になっておりまして、熱が下がらない＆咳が止まらない状態で取材していました(苦笑)。今年は体調不良に悩まされることが多く、あまりのしんどさに退職しようか悩むことも多々ありましたが、結果的にはなんとか乗り切れてよかったな～と(笑)。いまだに咳が止まらなくなるときがあるので、この休みで体の方はしっかり治しておこうと思います。
PCパーツは個人的にはいろいろ買ったのですが……、業界的には落ち着いた感じだったかなと。不景気な話を聞く機会が多く、ニュースになるような話題も少なかったのではないでしょうか。反面、タブレットはNexus 7が大ヒット、Kindleの店頭販売が開始されたりと、明るいニュースが多かった気がします。年末にかけて一気に話題が増えたので、今年は「タブレットの年」というイメージが強いです。
あと、担当としては外せないのが漫画の変化。気付いている人もいると思いますが、ちょび先生、少し絵が上手くなりました！苦手なものが無くなっていくのは担当としては嬉しい限りです(泣)。あとはスケジュール管理さえうまくいけば……。来年もより面白い作品をお届けできればと考えていますので、ご期待ください！
それでは、今年もAKIBA PC Hotline!をご愛読いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
森 篤司
新製品、メモリ相場調査
【使用機器】
Nikon COOLPIX P300(デジカメ)、シャープ SL-C1000(PDA)
Apple iPhone 4S/4(スマートフォン)、Apple iPod touch 8GB
Sony Ericsson Xperia arc(スマートフォン)、SAMSUNG GALAXY Nexus(同)
今年一年を振り返ると、やっぱり最初に思い浮かんでくるのはWindows 8の登場でしょうか。というものの、浮かんでくる内容は手放しで喜べるものということではなく、ちょっと残念だったかなということなのですが……。
Windows 8はOS自体の出来は全体的に良く、店頭でもそこそこ売れているのを目にしているのですが、タッチ操作を今一つ活かしきれていないと感じている今日この頃。販促などでタッチ操作を大々的にアピールしているにも関わらず、それを活かせる周辺機器があまり登場しなかったのが非常に残念でした。来年はタッチ操作を活かせる周辺機器がどれだけ登場するか、それがキーポイントになるかと思っています。
Windows 8の次に浮かんでくることは、Androidタブレットの市場が非常に活気があったことでしょうか。GoogleのNexus 7を中心に、ドスパラやユニットコムからも各ショップブランドモデルが発売、中華系でもハイスペックな製品が次々に現れるなど、これまでiPadが中心だった市場に、7インチのAndroidタブレットが台頭してきているなと強く感じています。こちらは来年、Nexusシリーズに対抗できる製品がどれだけ登場してくるか、そこがポイントだと思っています。
以上の2つが印象に残っていると同時に、来年の話題の下地であると個人的に考えているので、来年もこれらの話題を中心に、より良いニュースをお伝えできるように頑張ります。
それでは皆様、今年一年もご愛読ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。