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超高速SSDでゲームをより快適に、「WD Black NVMe SSD」で最強のゲーミングPCをさらに強化!
高速なNVMe SSDでゲームのロード時間を短縮 text by 坂本はじめ
- 提供:
- Western Digital
2018年7月11日 06:05
最高のゲーミング環境を求めるユーザーにとって、ゲームをより美しく滑らかに描画することのできる高性能なCPUとGPUは、ゲーミングPCにおける最重要パーツだ。
だが、快適さを決めるPCパーツはそれだけではない。現代のゲームを快適にプレイするには、「ロード時間」を短縮するための高速なSSDも重要なパーツとなっている。
極端な話、ロード時間とは「ゲームが遊べない時間」なので、無ければ無い方が良い。ロード時間が減れば、その分待たされるストレスからも解放される。
そこで、最速クラスのSSDを使うことによって、どこまでロード時間を短縮することができるのかを今回は試してみた。1秒でもロード時間を削り、より快適な環境を作りたいユーザーは参考にしてもらいたい。
最上級ゲーミングPCには最上級SSDを、現行最速クラスの「WD Black NVMe SSD」でゲームを快適に
今回のテストに用いるのは、Western Digitalの最新鋭NVMe SSD「WD Black NVMe SSD」。
Western Digitalオリジナルデザインのコントローラを採用することで大幅な性能向上を実現し、最大3.4GB/secのリード性能を達成。前モデルから生まれ変わったと言えるレベルで進化した最新SSDだ。
また、発熱なども上手く抑えられており、速度以外の面でも最新世代SSDらしい進化を感じられるモデルだ。なお、「WD Black NVMe SSD」の特徴などに関しては前回実施した製品レビューを参照してもらいたい。
今回は、このWD Black NVMe SSDの最大容量である1TBモデルの「WDS100T2X0C」を2枚用意し、1枚目をOSインストール用、2枚目をゲームインストール用として使用する、最高のストレージ環境を用意してみた。
テスト用PCについても、ゲーミングPCとして最高峰の性能を実現すべく、16コア32スレッドCPU「Core i9-7960X」を搭載したIntel X299環境を用意し、GeForce GTX 1080 Tiの2-way SLIを構築した。
このクラスのCPUとGPUなら、4K解像度(3,840×2,160ドット)でも様々なゲームを快適にプレイ可能だ。
今回のテスト用PCのストレージ構成は、システム用とゲーム用にそれぞれNVMe SSDを用い、データ用としてWD Blackの6TB HDDを搭載している。HDDを搭載したのは、プレイ動画の保存には容量の大きなHDDが適しているためだ。今回のように4K解像度でのプレイ画面を出来るだけ高品質で録画するなら、WD Blackシリーズのように大容量で高性能なHDDがおすすめだ。
1秒でも待ち時間を減らしたい!高速NVMe SSDでロード時間短縮に挑む
WD Black NVMe SSDがどの程度のロード時間を短縮できるのかを確かめるべく、実際のゲームでSATA SSDやHDDと比較してみることにした。
比較対象として用意したのは、6Gbps SATA対応のSSD「WD Green PC SSD (WDS240G2G0B)」と、データ用HDDとして用意した「WD Black WD6003FZBX」。
検証に用いたゲームは、「ファイナルファンタジーXIV」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」、「The Witcher 3: Wild Hunt」の3タイトルだ。
テレポのロード時間を削減、長距離移動を快適に -ファイナルファンタジーXIV-
人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」は、移動魔法であるテレポやデジョンを使うことで、都市間を瞬時に転移できる。ただし、実際にテレポが発動してから転移が完了するまでの間には、マップの読み込みなどでストレージへのアクセスが発生する。
テレポ発動から転移完了までの間に発生する「ロード時間」を比較した結果が以下のグラフだ。
WD Black NVMe SSDを使うことで、ロードはHDDの半分以下で完了しており、SATA SSDと比べても1.1秒も早い。これがテレポを使うたびに積み重なっていくことを考えると、けして小さな差とは言えないだろう。
“究極”をうたうハイクオリティデータの膨大なロード時間を短縮 -FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION-
グラフィックス品質を追求し、“究極のFF”をうたう「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」(以下FFXV)は、高品質かつ広大なマップを描画するため、ゲームの開始時やチャプターが切り替わる際に長時間のロードが発生する。
セーブデータをロードしてゲームが開始されるまでの時間を比較したのが以下のグラフだ。
WD Black NVMe SSDのロード時間は39.32秒で、HDDより18.91秒、SATA SSDより3.66秒早くロードを完了している。
オープンワールドゲームのエリア間移動「ファストトラベル」もより高速に -The Witcher 3: Wild Hunt-
近年流行りのオープンワールドゲームでは、エリア移動をシームレスに行えるようにしているため、プレイ中にロード時間を意識する機会は少なくなってはいるが、広大なマップを瞬時に転移する「ファストトラベル」や、ゲーム開始時などにはロードが発生する。
オープンワールドゲームであるThe Witcher 3: Wild Huntで、ファストトラベル時とゲーム開始時に発生するロード時間を測定した結果が以下のグラフだ。
WD Black NVMe SSDは、ファストトラベルとゲーム開始時のどちらでもHDDの半分以下の時間でロードを完了した。SATA SSDとの差は、ファストトラベル実行時で0.73秒、ゲーム開始時は2.48秒だが、他のゲーム同様、頻度を考慮すれば無意味な差とは言えないだろう。
ストライプ・ボリュームを構築すればリード最大6GB/sec超も実現可能
今回のテストで用いたCore i9-7960Xのように、多数のPCI Express 3.0 レーンを持ったCPUであれば、複数のNVMe SSDをCPUに直結して束ねることで、単体SSDを超える超高性能ストレージを作成できる。
CPU直結SSDでRAIDを行うIntelのVROCは利用条件が厳しいが、ゲーム用ストレージのようにブートドライブにする必要が無ければ、Windowsのディスク管理でストライプボリュームを作成することで、RAID 0と同じような速度を発揮することが可能だ。速度を追求するなら試してみてはいかがだろうか。
高速SSDはロード時間を確実に短縮、究極のゲーミング環境を目指すならストレージにもこだわるべき
どんなゲームであっても、多かれ少なかれロードによる待ち時間は発生するが、WD Black NVMe SSDのような高速SSDを使うことで、この時間の浪費を削減することは可能だ。
究極のゲーミング環境の構築には高性能なCPUとGPUが不可欠であり、最優先でコストを掛けるべきなのだが、快適さを高めるPCパーツはそれだけでは無い。ゲームのインストールに用いるSSDは、高速であればあるほどロード時間などの不要な待ち時間を減らしてくれるものであり、優先的にコストを掛けるだけの価値があるパーツと言える。
究極のゲーミング環境を目指すなら、ストレージにも是非こだわりのSSDを選んでもらいたい。
[提供:Western Digital]