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新CoreとともにやってきたZ490マザー!ASUS“ROG”の新定番「ROG STRIX Z490-F GAMING」
ゲームからOCまで高い総合力でこなすど真ん中モデル text by 清水 貴裕
2020年6月26日 06:00
ASUSTeKのゲーミングブランド「ROG」。このうち、マザーボード製品最上位の“ROG MAXIMUS”に引けを取らない作り込みと価格以上の高機能で人気なのが、シリーズの中核とも言える“ROG STRIX”だ。今回紹介する「ROG STRIX Z490-F GAMING」は、ROGマザーのミドルレンジに位置する、コストパフォーマンスに優れる製品だ。
ハイエンド顔負け。価格以上の実装が光る
10コア20スレッド動作のCore i9-10900Kを擁する第10世代Coreの性能を余すことなく引き出すカギは電源回路の作り込みにある。「DIGI+ VRM」準拠の12+2フェーズの電源回路は、MOSFETに高効率&低発熱の「DrMOS」を採用。これに業界標準比110%の耐久性を誇るとする合金チョークとコンデンサを組み合わせるなど、細部までこだわり抜かれている。
もちろん冷却機能も万全で、U字形のヒートパイプによってチップセットまで連結されたVRMヒートシンクを搭載。市販の4cm角ファンを増設可能なブラケットも備え、冷却のさらなる強化も可能だ。
充実したAIによるチューニング機能も本製品の魅力だ。CPUの個体差やCPUクーラーの性能を解析して自動でOC設定を行なう「AI Overclocking」、負荷と温度に合わせて自動でファン設定を行なう「AI Cooling」、ネットワークの帯域を自動で最適化する「AI Networking」などが手軽に利用できる。
ゲーマー向けの実装としては、独自設計のニチコンのオーディオグレードコンデンサや2基のオペアンプを搭載する「SupremeFX」や、高速な通信が可能なIntel製の2.5G LANを搭載する。
CPUの性能を高次元で引き出すASUSTeKらしい堅牢な作り込み。ゲーミングマザーながら、ゲーマー以外でも満足の仕上がりだ。
AIによる自動OC機能がすごい!
最後にAI Overclockingを利用したOCの結果を見てみよう。今回用意した環境では、AI Overclockingを用いて全コア5.1GHzまでのOCに成功。CINEBENCH R20のマルチの結果は定格に比べて254ptsも向上、シングルも534ptsと高いスコアをマークした。
CPU | CPU:Intel Core i9-10900K(10コア20スレッド) |
メモリ | メモリ:G.Skill F4-3200C14D-16GVK(PC4-25600 DDR4 SDRAM 8GB×2 ※ヒートシンクを取り外して使用) |
ビデオカード | ビデオカード:玄人志向 RH5450-LE512HD/D3/HS/G2(AMD Radeon HD 5450、512MB) |
SSD | SSD:ADATA Premier SP550 ASP550SS3-240GM-C(Serial ATA 3.0、240GB) |
CPUクーラー | CPUクーラー:Corsair H115i PRO RGB(簡易水冷) |
電源 | 電源:Enermax MaxTytan EDT 1250EWT(1,250W、80PLUS Titanium) |
OS | Windows 10 Pro 64bit版 |
その他 | 親和産業 OC Master SMZ-01R、室温:24℃ |
[制作協力:ASUS]