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海でモンハンが遊びたい!MSIのゲーミングノートは外でも期待以上の高性能

MSI Stelth 15M B12Uシリーズをいろんな用途で使ってみた text by久保勇

モンスターハンターのフィールドのような場所でモンスターハンターが遊びたい!

 今回のレビューでは、ゲーミングノートをいろいろな場所に持ち出し、実際に使って便利なのか・快適なのかといった使用感にフォーカスした内容を連載形式でお届けします。

 テストするのはMSIのStelth 15M B12Uシリーズ(今回の使用機種はStealth-15M-B12UE-012JP)。15.6型液晶にCore i7-1280PとGeForce RTX 3060 Laptop GPU 6GB GDDR6を搭載したミドルクラスのゲーミングノート。

 第一回目はゲーミング性能のテストで、家からハイパフォーマンスPCを持ち出せる良さを確認。モンスターハンターの新作が出たばかりなので、外でも遊びたい!ということでテストしてきました。

どこでもモンハンライズが!?バッテリーでも意外と遊べるStelth 15M B12Uコンセントがあればもちろん超快適な環境が展開可能

 MSI Stelth 15M B12Uのゲーム性能テストですが、「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の体験版を今回は使用しました。本機は「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の動作確認済み推奨モデルとなっているので、パフォーマンスにも期待できます。

外でモンハンをプレイ、結構いける。

 といったところで、今回は海に持って行ってモンスターハンターライズ:サンブレイクの体験版を遊んでみましたが、想像以上でまともに遊べ過ぎてビックリ。バッテリー動作でもかなり快適に遊べて、どこでも快適にPCゲームが遊べる日は着々と近づいているようです。

 なお、今回メーカーから特別に許可を取り使用していますが、水分も塩分もPCには大敵。塩水などを被ると故障しますし、砂などが入ってもPCは壊れてしまいます。こうした場所で壊した場合は保証も受けられないので、屋外で使用するにしてもPCは安全な場所で使用してください。

バッテリー動作でも、画質設定「中」で60fps前後で動作させられます。
普段はNintendo Switch版で遊んでいますが、60fps以上出ているのでPC版の方が快適度は上です。
海をみながらモンスターハンターを遊べる日が来るとは……感無量。
クエストもちゃんとクリア、上級者向けのライゼクス討伐を達成できました。

 ACアダプタを繋いでいない時は、CPUやGPUの動作クロックがバッテリー動作に最適化されるのでPCのフルの性能はでませんが、それでも画質設定「中」で60fps前後で遊べます。モンスターハンターライズはNintendo Switchで普段遊んでいますが、フレームレートが高いのでPC版の方が快適度は上。結構すごい!

 Nintendo Switch版のモンスターハンターライズは、派手なエフェクトが多数重なるとフレームレートが低下して処理落ちを感じる場面もありますが、PC版はゲーミングノートの性能がある程度高ければ負荷が高いシーンでも快適なフレームレートが維持できるので、こうした部分もメリットと言えます。

バッテリーが残り30%をきるとさらに低消費電力モードに。
低消費電力モードのfpsは25fps前後。
ゲームを遊べたのはトータル50分でした。
5%をきると休止状態にはいります。

 バッテリー動作時にどれくらいの時間遊べるのかといった部分も気になる所ですが、画質設定「中」で60fps前後で遊べたのは約30分。この間はかなり快適。

 バッテリー容量が30%を切るとCPUやGPUがさらに低消費電力動作に切り替わり、動作クロックが抑えられます。この時のフレームレートは25fps前後になり、そこから20分ほど遊べました。

 トータルでは50分ほど遊ぶことができたので、普通に遊べば2クエストほどはこなせるはず。効率よく遊べば3~4クエスト、タイムアタック的な速さで遊ぶ人は6~8クエストくらい行けるかも。

 バッテリーが残り5%になるとバッテリー容量低下の警告が出て、5%をきるとデータ保護のためPCは休止状態に入ります。

鞄にも入れやすいサイズで、持ち運びも簡単。
電源があればどこでも高性能環境を展開できる!
画質設定「高」だと110fps前後でプレイ可能。
十分高フレームレートが出ているので、画質にこだわりたい人はこちらがおすすめ。
画質設定「中」だと140fps前後、凄くなめらかに動いてくれます。
ディスプレイは144Hz対応なので、動きの滑らかさを追求した人はこちらがおすすめ。

 MSI Stelth 15M B12Uは15.6型なので、バッグなどにも入る比較的あちこちに持っていけるゲーミングノート。友達の家はもちろん、貸し会議室やテレワーク対応のカラオケ店、電源が使えるカフェや学校や会社など、コンセントさえあれば快適な環境をそのまま展開可能で、ポータブル電源も持って行けばキャンプ場などでも使えます。

 電源接続時のパフォーマンスは、画質設定「高」で110fps前後、「中」で140fps前後といった感じで、144Hz表示対応液晶の性能も相まってヌルヌル動きます。コンセントさえあればデスクトップ環境に近い高性能環境度どこでも展開できるので、実際に使うと、こんな性能が手軽に持ち出せることにちょっと感動します。

[撮影協力:勝浦市観光協会/鵜原理想郷]