ここ数年、白いゲーミングPCが人気です。思い切って自作してみたいという方も多いのでは。
でも、ゲーミングPCとしてしっかりと性能が出て、かっこいい白PCをパーツから選ぶとなると、ちょっとハードルの高さを感じてしまいますよね。
性能、ルックスの両面から外さないコツはパーツのブランドを統一すること。ブランドを統一すれば、パーツ同士の相性問題を避けるだけでなく、デザインの統一感を出すことも簡単にできてしまいます。
今回はゲーミングPC向けのパーツで実績のあるMSIのパーツを軸に白いゲーミングPCを組み立ててみたので、パーツ選びのポイントから白PCパーツのコーディネイトのツボ、組み立て時の注意点、性能測定、実機動作チェックをまとめてお届けします。
解説はゲームもPCパーツも得意な芹澤正芳氏、MCはPADプロデューサーの佐々木修司です。
【速くてイカす“白ゲーミングPC”の作り方、教えます。<第14世代Core i7&RTX 4070 Ti>【Powered by MSI】】
使用したPCパーツをちょっと紹介
使用したPCパーツからポイントになるものを簡単に紹介します。詳しい解説やカッコイイルックスのチェックはぜひ配信で!
Intelの最新世代CPUの中でも人気の高性能モデル。とくにゲームにおいて高い性能を発揮する一方で、最新のIntel CPUとしては冷却しやすい マザーボード:MSI PRO Z790-A MAX WIFI
Intel Z790チップセット搭載のマザーボード。デザイン的には黒基板とシルバーの冷却パーツがポイント。黒基板をベースにすることで、白いCPUクーラーやビデオカードが引き立つ効果がある。マザーボード自体の仕様も16+1+1フェーズ構成の強力な電源回路、大型ヒートシンク、サーバーグレードのPCB、Wi-Fi7サポートなど、高性能パーツと組み合わせて長期間安心して使えるものとなっている 水冷クーラー:MSI MAG CORELIQUID E360 WHITE
ファンと水冷ヘッドにARGB LEDが組み込まれている簡易水冷クーラー。本誌の検証では、最新ハイエンドモデルのCore i9-14900Kにも対応できるほどの冷却性能を示した メモリ:ADATA XPG LANCER RGB DDR5 DRAM MODULE AX5U6400C3216G-DCLARWH 16GBX2
ADATAのゲーミングPC向けメモリのなかでもDDR5-6400動作に対応する高速モデル。XMP 3.0とAMD EXPOの両方をサポートしているのも特徴 ビデオカード:MSI GeForce RTX 4070 Ti GAMING X SLIM WHITE 12G
NVIDIAの高性能GPU「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載したビデオカード。3基の冷却ファンによって冷却性能は確保しつつ、従来モデルよりもややコンパクトになっている点が大きなポイント。PCケースの選択肢が広がるだけで無く、ケースに収納した際の取り回しやエアフロー面でもメリットがある SSD:MSI SPATIUM M390 NVMe M.2 1TB
PCI Express 3.0 x4接続のSSD。今回はここでコストを抑えた。最新ハイエンドSSDほどの性能は持たないが、それでもSATAのSSDよりは読み書きとも数倍速い 80PLUS GOLD認証を取得したフルモジュラー式のATX電源。PCIe 5.0/ATX 3.0対応で、120mmのFDBファンを搭載。7年の長期保証が付く PCケース:MSI MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW WHITE
高エアフロー設計の筐体に4基のARGBファンを標準搭載したミドルタワーケース。優れた冷却性とビジュアルに加え、独自設計のGPUホルダーをはじめとする便利なギミックを複数採用しており、ハイエンドパーツを用いたPC構築に好適