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ポータブルゲーミングPCのニューカマー「ZOTAC GAMING ZONE」予約スタート!開封の儀をお届けします
予約特典の高機能ドックで使い勝手がさらにアップ text by 芹澤 正芳
- 提供:
- ゾタック日本
2024年11月16日 00:00
ビデオカードや小型PCで知られるZOTACから、Ryzen 7 8840U搭載のポータブルゲーミングPC「ZOTAC GAMING ZONE」(以下ZONE)の2024年12月6日発売がアナウンスされた。それに先立ち、2024年11月15日より予約がスタート。予約特典は専用のキャリグケースやM.2スロットや各種ポートを備えるドッキングステーションが付属する豪華なものだ。編集部に製品版のパッケージが届いたのでさっそく開封の儀およびパフォーマンステストの速報をお届けする。
充実の入力環境に美しき有機LEディスプレイ
ZOTACの「ZONE」は、Windows PCと7型のAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)ディスプレイ、コントローラー類を一体化したポータブルゲーミングPCだ。2024年6月に開催されたCOMPUTEX 2024で展示されたので、気になっていた人もいるだろう。グローバルでは2024年8月19日に正式発表されており、ついに日本での発売が決まった。
APUにはRyzen 7 8840U(8コア16スレッド、最大5.1GHz)を採用。GPUにはAPU内蔵のRadeon 780Mを使用。メモリは16GB(LPDDR5X)、ストレージは512GB SSD(M.2 NVMe、PCIe 4.0 x4)。ディスプレイの解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)でリフレッシュレートは120Hz。AAA級タイトルをフルHD解像度でプレイできる性能があるとしている。
製品版のパッケージを開封していこう。ビニールで覆われており、それを外すと中央から左右に箱を開くことができる。中には、本体、簡易的な説明書、ACアダプタ、Type-Cケーブルが入っていた。
ここからは本体をチェックしていこう。ポータブルゲーミングPCとしては後発となるため、“操作のしやすさ”にはかなりこだわっている印象だ。左右のアナログスティックとトリガーには高精度、高感度かつ勝手な入力が起きるドリフト現象が発生しにくいホールエフェクトセンサーを採用。
スティックには音量調整などが行えるダイヤルを配置、左右のトラックパッドでは画面のスクロールやマウスカーソルの操作が可能。また、背面には二つのマクロボタンや、本体を立てられるキックスタンドを内蔵するなど、ゲームはもちろん、一般的なWindowsの利用にも好みに合わせて快適に使えるように作り込まれている。
本体サイズは285×115×35mmで重量は692g、バッテリー容量は48.5Whで駆動時間は1.25時間だ。ワイヤレス機能はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応している。OSはWindows 11 Home。
M.2 SSDも増設できる高機能ドッキングステーションに注目
続いて予約特典を紹介しよう。本体やACアダプターなどを収納できる「キャリングケース」と「ドッキングステーション」、「ZOTAC GAMING ZONEオリジナルTシャツ」が付属する。ドッキングステーションは単体販売の予定は今のところアナウンスされていないが、使い勝手と機能はかなり優秀。予約購入のほうがかなりおトクと言える。
Ryzen 7 8840U&Radeon 780Mの性能をキッチリ引き出す
最後に使い勝手やパフォーマンスについて簡単に触れておこう。設定やゲームの起動に関しては独自の「ONE Launcher」に集約されている。スティックで操作しやすいように設計されたアプリだ。インストールされているゲームの起動はもちろん。各ボタンの機能割り当てを変更したり、明るさや解像度、リフレッシュレートの設定なども行える。
3DMarkの結果は、Ryzen 7 8840UとRadeon 780Mの組み合わせによる平均的なスコアを若干超えており、ポータブルゲーミングPCながらキッチリと性能を引き出せている。
今回はいち早く入手できたパッケージの開封の模様を写真を中心に駆け足で紹介したが、今後あらためて、さまざまゲームでパフォーマンスを検証し、動作音や発熱、バッテリー駆動時間などのチェックも含めた、詳細なレビューの掲載を予定だ。ゲーミングPCの中核をなすビデオカード、そして数多くの小型PCを手がけてきたZOTACだけに、その実力は気になるところ。楽しみにしていただきたい。