トピック

31.5型/4KでOLEDらしい映像美を楽しめる「MSI MAG 322UP QD-OLED E16」、ゲームもクリエイター用途も快適

QD-OLEDパネルの鮮やかな発色に応答速度0.03msでブレのない表示も魅力の1台 text by 坂本はじめ

 MSIの「MAG 322UP QD-OLED E16」は、31.5型の大型QD-OLEDパネルを採用する4Kゲーミングモニター。実売価格は135,800円(※期間限定で104,800円で割引販売、記事末尾を参照のこと)。

 4K(3,840×2,160ドット)の超高精細と165Hz/0.03ms駆動による高速性を両立。さらにDCI-P3カバー率99%の色再現性まで兼ね備えており、鮮やかで鮮明なゲーム映像を迫力のある大画面で楽しむことができる。実機を使って機能や表示性能を確かめてみよう。

31.5型/4K/165Hz/0.03msのQD-OLEDゲーミングモニター

 MAG 322UP QD-OLED E16は、質実剛健かつコストパフォーマンスに優れた製品が数多く属するMSIのゲーミングブランド「MAG」を冠するゲーミングモニター。

 表示部には31.5型のQD-OLEDパネル(量子ドット有機EL)を採用しており、画面解像度は4K(3,840×2,160ドット)、リフレッシュレートは165Hz、応答速度は0.03ms(GTG)。超高精細パネルながらOLEDならではの高速性を実現しており、ブラーの少なさを示すVESA ClearMR 10000認証を取得している。

31.5型4Kゲーミングモニター「MAG 322UP QD-OLED E16」
独自のパネル冷却機構によりファンレス駆動を実現。比較的薄型の筐体には電源も内蔵している

 自発光素子で画素を構成するQD-OLEDパネルの採用によって最大1,500,000:1のコントラスト比を実現。これにより、画素単位で優れた黒の表現力を必要とするHDR規格「DisplayHDR True Black 400」認証を取得している。

 また、MAG 322UP QD-OLED E16のQD-OLEDパネルは発色と色再現性にも優れており、各色空間のカバー率はsRGB=100%、Adobe RGB=97.5%、DCI-P3=99%を実現。出荷前にカラーキャリブレーションを実行することで色精度はΔE≦2に調整されている。

31.5型/4KのQD-OLEDパネルを採用
ClearMR 10000認証を取得した165Hz/0.03msの高速駆動に加え、コントラスト比や色再現性にも優れており、DisplayHDR True Black 400認証も取得している

 MAG 322UP QD-OLED E16は映像入力用インターフェイスとして、2基のHDMI 2.1、DisplayPort 1.4aおよびUSB Type-C(DP Alt Mode)を各1基ずつ備えており、いずれもDSC(ディスプレイストリーム圧縮)を用いることで4K解像度での165Hz駆動を実現している。

 また、MAG 322UP QD-OLED E16はNVIDIAの可変リフレッシュレート技術「G-Sync Compatible」に対応しており、すべての映像入力端子で可変リフレッシュレート(VRR)が利用可能。なお、G-Sync CompatibleはVESAのAdaptive-Syncと互換性があるため、AMD製のGPUや家庭用ゲーム機のPS5でも可変リフレッシュレートを利用できる。

本体背面のインターフェイス。映像入力用のHDMI 2.1(2基)、DisplayPort 1.4a、USB Type-C(DP Alt Mode)のほか、音声出力用のヘッドホン出力を搭載。USB Type-Cポートは最大15W(5V/3A)のUSB PD給電にも対応している
いずれの映像入力端子もDSC(ディスプレイストリーム圧縮)を用いることで4K/165Hz駆動を実現している
G-Sync Compatibleに対応しており、全ての映像入力端子で可変リフレッシュレートが利用可能
PS5に接続した際の設定画面。家庭用ゲーム機でも可変リフレッシュレートが利用可能だ

 モニターの動作設定は、本体背面中央下部に配置されたNaviキーと呼ばれるジョイスティックでOSDメニューを呼び出して行う。

 MAG 322UP QD-OLED E16のOSDメニューでは、輝度やカラーの調整からゲーム関連やPIP/PBPなどの機能のオン/オフを選択できるほか、QD-OLEDパネルの焼き付きや劣化を抑制する保護機能「MSI OLED CARE 2.0」の設定も用意されている。

MAG 322UP QD-OLED E16のOSDメニュー
本体背面中央下部に配置されたジョイスティックがNaviキー。写真上での右隣が電源スイッチで、ゲーム関連機能へのショートカットを設定できるGキー
2つの映像ソースを重ねて表示するPIP(Picture in Picture)機能
2つの映像ソースを画面内に分割表示するPBP(Picture by Picture)機能
OSDではQD-OLEDパネルの焼き付きや劣化を抑制する「MSI OLED CARE 2.0」の設定を調整できる
MSI OLED CARE 2.0は強制メンテナンスの実行間隔を最大24時間に延長。これにより、パネルメンテナンスのためにゲームを中断する必要がほとんど無くなった

 MSI OLED CARE 2.0では、QD-OLEDパネルの保護を目的として定期的に実行するメンテナンスの間隔を最大24時間に延長することで、極力ゲームを中断することなくパネル保護が実行可能となっている。

 また、定期メンテナンス以外にも様々なパネル保護機能を導入しており、製品に付与されている購入後3年間という長期の製品保証には、焼き付きに対する保証も含まれている。長時間デスクトップ画面を表示することの多いPCユーザーにとって、この製品保証は大変に心強いものだ。

高精細/広色域で映像美を堪能、ゲームもクリエイター用途も快適な一台24.5インチモードと27インチモードも搭載

 ここからは、MAG 322UP QD-OLED E16にゲーミングPCを接続し、実際にゲームをプレイした際の印象や、日常的な作業を含む一般的なPC用モニターとしての使用感を紹介する。

MAG 322UP QD-OLED E16にWindows PCを接続。ゲームや一般的なPC用途での使用感を確かめる

 MAG 322UP QD-OLED E16でゲームをプレイすると、まず31.5型の大画面の迫力を存分に感じることになる。残念ながら写真では伝わりにくい要素だが、やはり大きな画面でプレイするとゲームの没入感もだいぶ変わってくる。

 また、4Kという解像度は31.5型の大画面でもドットの荒さを感じさせないほど高精細で、これに165Hz/0.03msの高速駆動と、広い色域をカバーする豊かな色表現力が組み合わさることで、抜群の映像美でゲームを楽しむことができた。応答速度も0.03msだけあって、ブレを感じないレベルのキレの良さだ。

迫力のある大画面は没入感が高く、高精細かつ色鮮やかでブレを感じない抜群の映像美でゲームを楽しめる

 筆者個人の嗜好としては大画面で美しい映像を楽しめるMAG 322UP QD-OLED E16は非常に魅力的だが、競技性の高いゲームをプレイする機会の多いゲーマーの中には、31.5型という画面サイズは大きすぎると感じるかもしれない。

 そのようなゲーマー向けの機能としてMAG 322UP QD-OLED E16には、24.5インチモードと27インチモードが実装されている。これは、eスポーツのオフライン大会での採用例が多い24.5型や、近年のゲーミングモニターで主流となっている27型の画面サイズを再現する機能だ。

 表示サイズを縮小することで一覧性の高さを再現することができるが、これらの機能を利用した場合は可変リフレッシュレートが利用できなくなる。また、24.5インチモードの最大リフレッシュレートは165Hzだが、27インチモードの利用にはDSCの無効化が必要なため最大リフレッシュレートが120Hzに制限される点に注意したい。

24.5インチモード。eスポーツ大会で採用例の多い24.5型ゲーミングモニターの表示サイズを再現するもので、可変リフレッシュレートは利用できないが、最大165Hz駆動が可能
27インチモード。近年のゲーミングモニターで主流の27型パネルの表示サイズを再現する。可変リフレッシュレートに加えDSCが利用できないため、最大リフレッシュレートは120Hzに制限される

 MAG 322UP QD-OLED E16の表示性能は、ゲームのみならず映像や画像を扱うクリエイティブ系の用途にも好適だ。31.5型の4Kパネルは等倍や低スケーリング設定でも比較的文字やUIが視認しやすいため、広大な作業領域を活用できる。

 締りのある黒が作り出す圧倒的なコントラスト比と正確で美しい色表現が写真や動画の鑑賞に適している。31.5型の大画面でこの映像美を体感すれば、その表示性能を最大限に生かせる4K対応コンテンツを鑑賞するのが楽しくなるはずだ。

31.5型の大画面なら、4K解像度でもスケーリングなしでUIや文字が視認しやすい。、デスクトップの作業領域を広くとりやすい。クリエイター向けアプリの利用に好適だ。
引き締まった黒の表現と豊かで正確な発色が作り出す映像美は素晴らしい。モニターの表示性能を最大限に引き出せる4K対応コンテンツの鑑賞が楽しくなる

シンプルながら高機能なモニタースタンドが付属VESA100にも対応

 コスト重視モデルでは付属のモニタースタンドの使い勝手や機能がカットされることも少なくないが、MAG 322UP QD-OLED E16には、高さ、チルト、スイベルの調整が可能な高機能なものが付属する。画面を90度回転させるピボットには対応していないが、多少であれば回転方向の角度調整が行える。

 また、本体背面に専用のスペーサーを取り付けることでVESA100対応モニターアームを取り付けることもできる。MAG 322UP QD-OLED E16は31.5型の大画面モニターだが、本体重量はスタンド込みで約7.7kgと軽量なので、モニターアームの利用も容易だ。

高さの調整範囲は「0~110mm」
チルト(上下角度)の調整範囲は「-5~15度」
スイベル(左右角度)の調整範囲は「-30~30度」
画面を90度回転させることはできないが、-10~10度の範囲で傾きを調整できる
MAG 322UP QD-OLED E16のモニタースタンド。高さ/上下角度/左右角度に対応する高機能なスタンドだ
付属のスペーサーを取り付けることで、VESA100対応モニターアームの利用が可能となる

 MAG 322UP QD-OLED E16の付属品は、DisplayPortケーブル、電源ケーブル、VESAマウント用スペーサー、クイックスタートガイド、カラーキャリブレーションレポート、クリーニングクロス。USB Type-CケーブルやHDMIケーブルは同梱されていない。

大画面で4K QD-OLEDパネルの映像美を堪能できる4Kゲーミングモニター

 MAG 322UP QD-OLED E16は、ブレを感じない165Hz/0.03ms駆動の高速性に加え、4K解像度の高精細さと豊かな発色、DisplayHDR True Black 400認証を取得した黒の表現力と、映像美を堪能できるモデルだ。

 より高いリフレッシュレートや高速な応答速度を実現する競技向けゲームに特化したモデルも存在するが、MAG 322UP QD-OLED E16はほとんどのゲームを快適にプレイするのに十分なゲーミング性能を備えている。大画面でゲームを楽しみたいユーザーであれば、OLEDパネルに期待するゲーミング性能をしっかり体感できるだろう。大画面で高画質なOLEDゲーミングモニターに興味があるなら、MAG 322UP QD-OLED E16は検討すべき製品のひとつだ。

MSI SPECIAL SUMMER SALE

 現在、MSIはAmazonで独自セールの「MSI SPECIAL SUMMER SALE」を7月14日(火)まで実施しているほか、Amazonの大型セール「プライムデー」も7月13日(月)まで開催されてされている。多数のゲーミングモニターやビジネスモニターが割引販売されており、今回紹介したMAG 322UP QD-OLED E16も大幅に割引され、期間/台数限定で104,800円で販売されている。MSI製モニターの購入を検討しているユーザーはAmazonの販売ページをチェックしてもらいたい。