Intel CPUの品薄が深刻化、人気のCore i7-8700Kなどが大きく値上がり

Core i7-8700K

　今週に入って、Intel製CPUの価格が一部ショップで大きく値上がりしています。

　値上がりを確認したのは、Coffee Lake-S世代のCore i7/i5/i3などで、販売ショップはツクモeX.パソコン館やツクモパソコン本店。価格の一例を挙げると（以下、全て税抜き表記）、人気モデルのCore i7-8700Kは、先週末の時点では39,980円でしたが、10月3日（水）時点の価格は42,980円に。ちなみに9月の連休中は、数量限定という条件付きながら35,980円で販売されていたので、わずか2週間ほどで7,000円も値上がりしたことになります。この他のショップでも、「恐らく近日中に値上げすることになる」とコメントしているところもあるので、CPUの価格高騰は避けられないようです。

ツクモの価格（税抜き表記）

10月3日撮影

9月29日撮影

9月22日撮影

　ツクモによると、今回値上げした理由は「製品の入荷状況が厳しくなってきた」から。同店の場合、ある程度まとまった数を仕入れているので、すぐに在庫がなくなるといった状況では無いようですが、世界的にCPUの供給不足が続いているということで、次回入荷の目処が全く立っていないとか。

　ちなみに複数のショップからは、「1か月ほど前から外国人のまとめ買いが増えてきた」「購入制限を設けているが、毎日同じグループが買いに来る（断るショップもあり）」「海外でショップブランドPCを販売している店が買いに来た」といった話が出ているので、海外マーケットのCPU不足は日本以上に深刻なのかもしれません。

　冬のボーナスや新作ゲームの発売にあわせて、PCの購入を検討している方も多いと思いますが、欲しい時に在庫が無いという状況になる可能性もあるので、価格だけではなく、在庫のチェックもしておいたほうが良さそうです。