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Intelの最新CPU「Coffee Lake-S」が遂に発売、注目のCore i7-8700Kは税込47,980円
Core i5/i3を含めて計6モデル、Z370マザーも同時発売
2017年11月2日 11:00
先週から店頭予約が始まっていたIntelの第8世代Coreプロセッサ「Coffee Lake-S」シリーズの国内販売が遂に解禁、Core i7/i5/i3の計6モデルが発売された。
ラインナップと価格は、Core i7-8700K(ベース3.7GHz/ターボブースト2.0時4.7GHz)が税込47,980円前後、Core i7-8700(同3.7GHz/同4.6GHz)が税込40,480円前後、Core i5-8600K(同3.6GHz/同4.3GHz)が税込33,480円前後、Core i5-8400(同2.8GHz/同4GHz)が税込23,480円前後、Core i3-8350K(同4GHz)が税込22,980円前後、Core i3-8100(同3.6GHz)が税込14,980円前後。
販売ショップはツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館、オリオスペック、パソコンショップ アークなど。
Core i7/i5は6コア搭載、「K」付きはTDP95W
Coffee Lake-Sは、同社のメインストリーム向けでは初めて6コア搭載モデルが用意されているデスクトップ向けCPU。CPUソケットは前世代のKaby Lake-Sと同じLGA1151だが、電源設計はKaby Lake-S世代と異なるため、Z270など従来のマザーボードとの互換性は無い。動作にはIntel 300シリーズチップセットを搭載したマザーボードが必要になる。なお、CPUクーラーは従来のLGA1151対応モデルが利用できる。
各シリーズの主な仕様は、Core i7は6コア/12スレッド、Core i5は6コア/6スレッド、Core i3は4コア/4スレッド。TDPはアンロックモデルの「K」付きが95W、通常モデルが65W。製造プロセスは14nmで、対応メモリはCore i7/i5がDDR4-2666、Core i3がDDR4-2400。GPUはIntel UHD Graphics 630(最大動作クロックはモデルにより異なる)を内蔵している。
「Intel Z370」を搭載した対応マザーボードも各社から登場
CPUの発売にあわせて、最新チップセット「Intel Z370」を搭載したマザーボードも各社から発売されている。各マザーの詳細は別記事を参照のこと。
Intel Z370は、開発コード名「Coffee Lake-S」のデスクトップPC向け第8世代Coreプロセッサーに対応したチップセット。
第7世代のKaby Lake-Sに対応したIntel Z270の後継にあたる製品だが、バス速度8GT/sのDMI 3.0を採用する点や、PCIeレーン数、USB/SATAポート数といったI/Oのスペックは両者同じ。パッケージサイズ(23×24mm)やTDP(6W)といったスペックも変わっていない。Kaby Lakeプラットフォームで採用されたOptaneメモリーも、同様にサポートされている。
CPUソケットのデザインも、Kaby Lakeと同じLGA1151が採用されている。ただし、Coffee LakeのLGA1151は、Kaby Lakeのものとは電気的な互換性が無いため、従来のCPUを流用することなどはできないので要注意だ。
[撮影協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アークとツクモパソコン本店とドスパラ秋葉原本店とツクモeX.パソコン館]