取材中に見つけた○○なもの

外出自粛の要請後にWebカメラとUSBヘッドセットの問い合わせが急増、在庫不足でPCショップは悲鳴

 新型コロナウイルスの感染拡大防止にむけた対応が求められる中、秋葉原のPC系ショップでも、テレワークに必要なアイテムを紹介するコーナーや、導入メリットを伝える案内の掲示などが始まっています。

 店頭ではテレワークに関する相談が2月頃から増えており、安価なノートPCや液晶ディスプレイ、Wi-Fi機器など関連製品の売れ行きが伸びているようですが、複数のショップによると、3月末頃からWebカメラとUSB接続ヘッドセットの問い合わせが急増しているとか。

Webカメラのコーナー。大手量販店以外のPC系ショップの場合、コーナー面積は小さめ。

 元々、テレワーク関連商品ということで、2月頃から問い合わせはあったようですが、外出自粛要請が出た3月末頃からその勢いはさらに加速。外出自粛の影響で来客が減る中、Webカメラとヘッドセットの問い合わせだけは増え続けているようです。

 問い合わせが増えても在庫があれば問題は無いのですが、これまでWebカメラやヘッドセットは、ストレージや入力機器といった“定番のPC周辺機器”と異なり、どちらかというと問い合わせがあった時の“品揃えとしての在庫”として扱うショップが多かったため、大手量販店以外ではコーナーも小さめ。さらに次回入荷の時期もはっきりしないため、売りたくても在庫が無いという困った状況になっています。

テレワークの紹介コーナーなど。

 ちなみに、どちらも数年前は路面店の店頭でよく見かける定番セール品の1つでしたが、最近はそういったセールも無し。今回は安価なモデルを探している人が多いという話ですが、品薄という事がわかると、高価でも在庫が残っているものを買っていくようです。

 次回入荷に関しては「未定」というショップが多いので、テレワーク環境の新規導入を検討している方にとっては、難しい状況が続きそうです。