取材中に見つけた○○なもの

“HDDマイニング”需要の急増で大容量HDDが品薄に、ショップは購入台数に制限

 先週末頃から、大容量HDDを大量に購入する人が増えている模様。20日(火)時点で、複数のPCパーツショップが、HDDの購入台数に制限を設けています。

 状況はショップによってやや異なりますが、問い合わせが多いのは8TB以上の高速タイプや高耐久モデルで、中でも容量単価の安い東芝やSeagateなどのNAS向け/エンタープライズ向けモデルに人気が集中している模様。特に16TBや18TBといった大容量モデルの問い合わせが多いようですが、通常は大量に在庫するようなモデルではないこともあり、すぐに売り切れてしまったようです。

 ショップによると、問い合わせやまとめ買いが増えたのは16日(金)夕方頃から。早いところでは17日(土)から購入制限を始めたようです。この状況は秋葉原だけではなく、大阪のPCパーツショップでも起きているようなので、今後は他地区にも広がる可能性がありそうです。

 問い合わせ急増の理由は、HDDを使ったマイニングに注目が集まったため。大容量で高速なHDDが必要になるようで、前述のモデルを購入する人が増えた模様。ちなみに、あるショップによると、「電話で問い合わせてきた人はメーカー名をきちんと言えなかった」「普段PCパーツに来ないような人が複数買いに来た」ということなので、ビデオカードと同様に誰かに指示された人達が、買い回りに走っているのかもしれません。

 今のところ、8TB以下のデスクトップPC向けモデルや大容量SSDに品薄の動きは見られませんが、マイニング関連のPCパーツは何が起こるかわからないので、これらの購入を検討している方は在庫状況に注意したほうがよさそうです。