3Dグラス付きSiS300搭載ビデオカード「WinFast VR300」登場
SiS300はSiS6326の後継に当たるビデオチップで、128bitのメモリインターフェイスを持ち、2D/3DアクセラレーションやDVD再生アクセラレーションに対応、RAMDACが350MHzと高クロックなのも特徴だ。また、SiS301のオプションチップを搭載することで、テレビ出力+デジタル液晶ディスプレイ(DFP)+セカンダリモニタ出力の機能も利用可能になる(今回の「WinFast VR300」はSiS301非搭載モデル)。一時はRIVA TNT並みの性能を持った低価格ビデオチップが登場するとの前評判で盛り上がったこともあり、基本性能はそこそこ期待できそう。
なお、SiS300は発表時にAGP 4x対応となっていたが、Leadtekの製品説明ではAGP 2x対応とだけ書かれている。SiSのWebサイトをチェックしてもプレスリリースにはAGP 4x対応とハッキリ書かれているものの、公開されている最新の製品情報ページとデータシートにその記述は見当たらない。このあたりの曖昧さはいかにもSiSらしい。
発売時期が遅くなってしまったために注目度は低くなってしまったが、“そこそこ性能が期待できて新しくて安いビデオカード”であることは確か。なお、製品にはソフトウェアDVDプレイヤーなどのほか、先週発売されたSiS630チップセット搭載マザーボード「WinFast 6300MAX」に付属していたのと同じ3Dグラスも同梱されている。「またメガネ付いてるぅ」とは同店の弁。
□SiS300(SiS)
http://www.sis.com.tw/press/sis300_2.htm
http://www.sis.com.tw/products/multimed/300.htm
□WinFast VR300(Leadtek)
http://www.leadtek.com.tw/evr300.htm
[撮影協力:PCiN秋葉原]
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