DDRメモリ搭載版のGeForce 256カード「SPECTRA 7400 DDR」発売

　カノープス製の最新ビデオカード｢SPECTRA 7400 DDR」が発売された。言わずと知れたDDRメモリ採用のGeForce 256搭載ビデオカードで、まさにパーソナル用としては最強スペックを持った製品。多くのショップが店先に入荷をアピールする貼り紙を出しているところなど、この製品に対する期待度の高さを如実に物語っている。

　カノープスのGeForce 256搭載ビデオカードというと、1999年11月に発売された32B SDRAM搭載版の「SPECTRA 7400」がすぐに思い出されるが、この製品はすでにカノープス側で“在庫限り”という扱いになっており、CreativeやELSAなどのようにSDRAM版とDDRメモリ版が同時出荷されることはなく、結果的にモデルチェンジしたような格好になっている。従来モデルとの違いは、メモリがSDRAMからDDR SGRAMに変わっていること、ビデオ出力機能増設オプションの「SSH Type-D/TV」が使えなくなっていること、一部消費電流が少なくなっていること、新たにT＆Lサポートのスノーボードゲーム「Supreme Snowboarding」が同梱されたことなどが挙げられる。カード上に電源コネクタを用意し、PCの電源からも直接電源供給を受けるという構造は変わっていない。

　同社製のビデオカードというと、発売直後にすぐに品薄になってしまうのが常だが、今回は約30店の在庫が確認でき、数量自体はそこそこ出回った模様。しかし、それでも各ショップでは売れ行き好調とのことで、売り切れとなっていたショップも幾つか見られた。入手したいという人は早めの確保が吉だ。実売価格は4万円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　なお、このほかにもDDRメモリ搭載版GeForce 256搭載ビデオカードとして、Guillemotから「3D PROPHET DDR-DVI」も登場している（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

□SPECTRA 7400 DDR（カノープス）
http://www.canopus.co.jp/catalog/sp7400/sp7400ddr_index.htm

[撮影協力:BLESSとツクモパソコン本店II]