【 2000年3月11日号 】

透明PCケースの自作キット「CRYSTAL CASE KIT」が発売に

CRYSTAL CASE KITCRYSTAL CASE KIT
CRYSTAL CASE KITCRYSTAL CASE KIT
CRYSTAL CASE KITCRYSTAL CASE KIT

 「Super超頻の家」に続く、新たな究極のスケルトンPCケース製品が登場。今度は国内メーカーのテクニカルパーツが製造し、ワイドワークが販売する純国産製品で、名前を「CRYSTAL CASE KIT」という。「Super超頻の家」のような骨組みケースではなく、ショップのデモ機などにあるような、透明のアクリル板をカバーにした“中身丸見え”PCケースを作ってしまうキットだ。

 キットというだあって、完成品ではなく、あくまでも素材と工具と加工手順書だけをセットにした完全自作キット。どちらかというと、PC関連の製品というよりも日曜大工関連の製品といった方がイメージは近いかも知れない。手持ちのPCケースの外カバーを、この「CRYSTAL CASE KIT」で作った透明カバーと入れ替えれば、自分専用の“中身丸見え”スケルトンPCケースが完成というわけだ。

 薄く大きなリテールパッケージの中には、帯電防止アクリル板の545mm×450mmタイプが2枚、同じく545mm×220mmタイプが1枚、専用カッター、専用ハンディドリル、L字ブラケット6個、開き止金具2組、専用ネジ12個、そして加工手順書が入っている。この加工手順書には、寸法の取り方、穴の空け方、アクリル板のカッティング方法、金具類の取り付け方法などがわかりやすく書かれており、初めての人でもそれほど加工は難しくなさそうだ。なお、「切断がこの組み立ての最大のポイントですので、慎重かつ安全に行ってください」と加工手順書にあるように、切断に失敗すると思わぬ怪我をしたり、全てが無駄になってしまうこともあるので、切断の作業時は要注意。

 製品の特徴として、リテールパッケージに貼られたシールには、まず「あなたの大切なパソコン内部をズーッと監視できます」と書いてある。確かに、これはいかにも自作PCユーザーが喜びそうなメリットに違いない。自分でパソコンの内部を見るためだけに透明カバーを自作るというのも、言ってみれば“自作PC”の延長にあたるのかもしれない。

 アクリル板は背が高めのミドルタワーケースにも対応可能なサイズで、ほとんどのケースで問題なく使えるはず。現在のところCUSTOMのみが販売中しており、価格は14,800円。

[撮影協力:CUSTOM]


[前の記事]: ダイハードBIOSと純金ヒートシンク(?)搭載のマザー「AX64 Pro」
[次の記事]: AMIからもIDE RAIDカードが登場、「HyperDisk」

[ Back ]戻る