Celeron最速モデルのFC-PGA版600MHzデビュー
価格は同一クロックのPentium IIIと同等
【マーキング】 | 【Celeron 600MHz裏側】 |
【24,800円】 | 【26,800円】 |
【0.18μコア】 | 【566MHzと600MHz】 |
ただし、流通量が少ないことからまだプレミア価格の状態で、同じクロックのPentium IIIとほぼかわらない2万円台の値がついている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Celeron最速のモデル
Celeron 600MHzは、現時点でIntelから発表されているCeleronシリーズの中で最も高いクロックのモデル。先週登場した566MHzと合わせると、これでFC-PGA版Celeronは2モデルがアキバに登場したことになり、データシート上にリストアップされているモデルの中でまだ姿を現していないのは533A MHzのみとなる。
ショップの在庫品を見る限り、Celeron 600MHzはCPU表面にあるマーキングの一部が異なっている以外、先に登場した566MHzとまったく変わらない外観で、コアの右上付近に鉤爪状の配線パターンがあることや、裏側のキャパシタが2個しかないという点も特に変わりがない。
マーキングは「600/128/66/1.5V Q013A250-0332 SL46U」とあり、このCPUのスペックがコアクロック600MHz、2次キャッシュ 128KB、FSB 66MHz、駆動電圧1.5Vであることがわかる。
●今はプレミア価格
本来、CeleronはローエンドPC用のCPUであり、同一クロックのPentium IIIより安いはずだが、FC-PGA版Celeronに限ってはまだ割高で、今回の600MHzも、同じFC-PGAで同一コアクロックのPentium III 600EB MHz(リテールパッケージ)と価格がほとんど同じという状態。これは世界中にもまだ少ない新型CPUというプレミア、あるいはアキバで言うところの“初物価格”であり、今後の流通量の変化如何によって、いずれ大きく動くのは間違いない。希少価値のあるうちに手を出すのもあり。しばらく様子を見るというのもありだ。
□Celeron(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/celeron/
[撮影協力:PCiN秋葉原とCUSTOMとUSER'SSIDE本店とTWO-TOP秋葉原本店]
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