【 2000年4月22日号 】

PPGA-FC-PGA変換アダプタ「Neo S370」が発売に

Neo S370Neo S370
Neo S370Neo S370

 同じSocket 370でもPPGA版CeleronとFC-PGA版Pentium IIIではピンアサインが違うため、初期のSocket 370対応マザーボードではFC-PGA版Pentium IIIが使えないという問題があるのは良く知られているが、ようやくこれを解決する製品が発売となった。以前から話題になっていたPPGA-FC-PGA変換アダプタのPowerLeap製「Neo S370」が発売になったもので、どのショップでも2,980円で販売されている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 製品の見た目は単なる“ゲタ”で、ほとんど部品などはついていない。唯一、アダプタ中央にあるディップスイッチが目立つが、これはFSB設定用のもので、66/100/133MHzを設定するようになっている。このアダプタの注意点は、使用するとSocket 370からCPUまでの背が高くなり、既存のCPUクーラーは使えなくなってしまうこと。これは同梱されている専用のCPUクーラーを使うことで解決する。

 PowerLeapでは、「Dual CPUに対応しているFC-PGA版Pentium IIIであれば、このアダプタを使ってDual動作させることもできる」としているので、ABITのDual Socket 370対応マザーボードのBP6を持っている人には特に魅力的なアップグレード製品と言える。

□NEO S370(PowerLeap/ロンテック)
http://www.powerleap.com/Neo-S370/
http://www.lontec.co.jp/PL-pro/neo_s370.html

[撮影協力:AZ’TECBLESSパソコンCityパーツ館]


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