IDE HDDに75GBモデルと20GBプラッタ製品が登場
まず、IBMから75GBの記憶容量を誇る「DTLA-307075」が登場。この製品は15GBプラッタを採用したDeskstar 75GXPシリーズの最上位モデルで、75GBという記憶容量はIDE HDDとしては過去最大になる。また容量だけでなく、7,200rpmの高速スピンドルとの組み合わせによって、内部データ転送速度は444Mbit/s(55.5MB/s)にも達するという高速モデルでもある。高速+大容量という、現在最も注目されているIDE HDDであると言ってもいい。ただし確認できた範囲では、これを販売していたのはTWO-TOP秋葉原2号店のみで、それもすでに27日(土)時点では完売となっていた。週末直前に少量入荷し、その日のうちに完売してしまったのだという。価格は73,500円と(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、今どきのIDE HDDでは信じられないような高価格設定だが、これも注目製品の“初物価格”としては仕方のないところか。残念ながら同店では次回入荷が未定となっているが、そう遠くないうちに各ショップに出回ると見られる。
IBMからはほかにも1プラッタ20GBという過去最大容量のプラッタを採用した「DTLA-305020」も出ている。ドライブ自体の容量は20GB。これはDeskstar 40GVシリーズの最下位モデルで、5,400rpmのスピンドルとの組み合わせにより、内部データ転送速度は372Mbit/s(46.5MB/s)になっている。販売しているのは2店で、価格は17,780円~18,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
また、新製品というわけではないが、これまでもコストパフォーマンスで群を抜く存在だったMaxtorの61.4GBモデル「96147U8」がさらに値下がりし、最安値が29,999円になったのは特筆すべき動きと言える。なにしろ、これでついに1GBあたりの単価は500円割れの488.5円にまで下がったのだから(詳細は「IDE HDD最安値情報」参照のこと)、まさに驚きというほかない。大容量モデルの低価格化は進むばかりだ。
スピードで選ぶか、容量で選ぶか、値段で選ぶか、あるいは音で選ぶか。IDE HDDは百花繚乱、まさによりどりみどりの状態というわけだ。
□IBM Deskstar 75GXP/Deskstar 40GV(IBM)
http://www.storage.ibm.com/hardsoft/diskdrdl/prod/ds75gxp40gv.htm
[撮影協力:TWO-TOP秋葉原2号店とDAV 2号店]
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