自作PCユーザーにも魅力のASUS製A4オールインワンノート
ASUSのノートPCといえば、以前からスリムタイプの完成品として「MP-8300」などが販売されているが、今回発売された製品はユーザーが自由に中身をいじれるベアボーンのA4オールインワンノート。日本では国産メーカーのスリムノートPCがあるため、台湾製のスリムノートPCが完成品として売られてもなかなか厳しい状況だが、質感とスペックが充分なA4オールインワンノートがベアボーンとして出れば、また状況は違うはず。
「L8400-B」はなかなか強力なスペックを持つ。ディスプレイは14.1インチTFT液晶(1,024×768ドット)、ビデオは3D対応のSavage/MX(8MB)、メモリは64MBオンボードで、ノートPC用メモリとして一般的に使われるSO-DIMMを使って192MBまで増設が可能、6倍速DVD-ROMドライブと3.5インチFDDを内蔵し、モデムとLANインターフェイスをオンボード搭載している。重さはバッテリ込みで2.9Kg。HDDは9.5mm厚の2.5インチHDDが装着可能だ。もちろんキーボードは日本語対応。CPUソケットにはMicro-PGA2を採用しており、SpeedStepサポートの最新Mobile Pentium IIIが利用できる。SpeedStepとはIntelの最新省電力技術のことで、AC電源からバッテリー動作に移行すると、自動的にCPUの動作クロックが下がって消費電力を下げてくれるというもの。ボディはマグネシウム合金フレームを使用し、デザインや表面の処理など質感は非常に高く、最近の国産の低価格A4ノートよりもよほど見た目の印象はいい。
CPUとHDDやOSなどを追加すると、トータルで20万円を超えてしまうというところが難点だが、液晶モニタと小型のサブPCを同時に手に入れたと考えれば、それほど高いわけでもない。3DゲームやDVD-Video再生も可能で、CPU交換もできる自作PCユーザー向けのハイスペックA4ノートに魅力を感じるという人は、一度店頭で実物を見てみるといい。現在ツクモパソコン本店IIが販売中で、デモも実施中。また、ぷらっとホームでも近日入荷の予定になっている。
なお、カタログ表記によると、具体的な条件は書かれていないものの、標準のリチウムイオンバッテリーを利用した場合で2.5時間から3時間の稼動が可能とのこと。
□L8400-B(ASUS)
http://www.asus.com.tw/products/Notebook/l8400-b/
http://www.asus.co.jp/Products/Notebook/L8400-b/
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
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