【 2000年6月10日号 】

Ultra ATA/100解禁?「FastTrak100」「Ultra100」が登場

Ultra100/FastTrak100Ultra100/FastTrak100
Ultra100/FastTrak100Ultra100/FastTrak100
Ultra100/FastTrak100Ultra100/FastTrak100

 Quantumが5日(月)にUltra ATA/100規格を正式発表したのと同時に、PROMISEからUltra ATA/100対応のIDEカード「Ultra100」とIDE RAIDカード「FastTrak100」が発売になっている。

 「Ultra100」はUltra ATA/66対応のIDEカード「Ultra66」の後継にあたり、同じく「FastTrak100」は「FastTrak66」の後継にあたる。いずれもHDD接続のみをサポートするIDEポートを2ポート持ち、「FastTrak100」はRAID 0(ストライピング)とRAID 1(ミラーリング)をサポートする。PROMISE製の新開発IDEコントローラーPDC20267を搭載し、1ポートあたりの最大データ転送速度が66MB/sから100MB/sへと大幅アップしているのが特徴。機能的には両製品とも特に従来製品から変わりはない。

 興味深いのは「Ultra100」と「FastTrak100」のカードが外見上ほとんど見分けがつかないことで、カード上にある製品名のマーキング以外には大きな差異は認められず、一見すると同じ物なのではないか?とも思えてしまう。もっとも、実際にはROMの真下にあるチップ抵抗の構成が「FastTrak100」と「Ultra100」では違っているほか、ROMの内容も異なっているようだ。

 出回り始めたのは国内代理店経由のリテールパッケージとバルク品で、価格は「Ultra100」が4,980円~7,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「FastTrak100」は15,600円~19,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。リテールパッケージには、英語マニュアルと日本語簡易マニュアルのほか、80芯のIDEケーブルが2本付属している。

 これからUltra ATA/100対応を正式にうたったIDE HDDも続々と発売されるはずで、これらと組み合わせた場合のパフォーマンスアップがどの程度になるのかが楽しみだ。

 なお、Ultra ATA/100コントローラーをオンボード搭載したマザーボードとしては、Highpoint TechnologiesのHPT370チップを搭載したABIT KA7-100がすでに5月から発売になっている。

□Ultra ATA/100プレスリリース(日本クアンタム ペリフェラルズ)
http://www.quantum.co.jp/NewsRelease/060612.html
□Ultra100(PROMISE)
http://www.promise.com/Products/idecards/u100.htm
□FastTrak100(PROMISE)
http://www.promise.com/Products/ideraid/ft100page.htm

 (FastTrak100)
 (Ultra100)

[撮影協力:コムサテライト1号店USER'S SIDE本店]


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