見た目も新鮮な15,000rpmのSCSI HDD「Cheetah X15」
「Cheetah X15」はサーバー向けの最新高速HDD。Cheetahシリーズでは、これまで主に「Cheetah 36LP」で10,000rpm、「Cheetah 36」で10,016rpm、「Cheetah 73」で10,033rpmのスピンドルを採用し、その高速性を誇ってきたが、最新の「Cheetah X15」ではさらに約50%も早い15,000rpmのスピンドルを採用している。また、プラッタの径がこれまでの約3インチから約2.5インチへと小型化されているのも特徴だ。データ転送速度は37.4~48.9MB/sにも達し、平均シークタイムは3.9ms(リード時)と驚くほど早くなっている。
発熱量や消費電力がどうなるのか気になるところだが、Seagateは「10,000rpmのCheetahと同じ冷却/電源環境で動作する」としており、単なる力技の高速化ではないことを強調している。実際にUSER'S SIDE本店では10,000rpmのCheetahや7,200rpmのBarracudaと一緒に動作デモを行っており、希望すれば直接手で触って発熱量を確認することもできる。
プラッタの径が小さくなったせいかHDD本体の外観も新しくなり、見た目は新鮮。HDDは一般的に、内部機構を保護するための金属カバーがドライブ全面に覆い被さるようについているが、「Cheetah X15」は内部機構のスペースがコンパクトなため、金属カバーもドライブ全体より一回り小さく、一部が野球のホームベースのような形になっている。
単独でもかなり早いHDDだが、これでRAID運用させるとさらに高速化が期待できる。HDDにスピードを求めている人にはたまらない製品だ。このあと、キャッシュ16MBのモデルが近く入荷する予定もあるようだが、容量36GBのモデルについては代理店側が来年になると話しているそうだ。
□ST318451LW(Seagate)
http://www.seagate.com/cda/products/discsales/marketing/detail/0,1121,242,00.html
(Cheetahシリーズ) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]
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