【 2000年7月8日号 】

モアイ像型のFlexATXケースが単体で発売に

MonsterMonster
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 まだ珍しいFlexATXケースの新型が登場。今度はCHENBRO製の「A8201 Monster」というケースが発売になったもので、頭部がやや上を向いたモアイ像のような形をしているのが特徴。

 モアイ像のような形をしたFlexATXケースと言うと、以前から一部ショップで販売されている日本エリートのDIVA 500という小型PCを思い出す人も多いはずだが、それもそのはず、DIVA 500で採用されているケースは同じCHENBROが製造している「A8101 DIVA」という製品で、今回単体で発売された「A8201 Monster」と同じシリーズのもの。

 DIVAとMonsterは幅広のスタンドの上に縦長のケースがついているモアイ像スタイルという点では共通だが、MonsterはDIVAよりも幅広で、DIVAが縦長ケース部にスリムCD-ROMドライブを使用して薄さを実現しているのに対し、Monsterでは150Wの電源ユニット用ボックスも兼ねるスタンド部に5インチベイを備え、そこに一般的なCD-ROMドライブを取り付ける構造になっている。結果的にスタンド部の横幅は一般的なATXやmicroATXケースとさほど変わらなくなっているものの、このほうが安定感があるのも確か。

 基本の色はホワイトだが、“頭”にあたるスタンド上部の縦型ケースはフロント部だけグレーのツートンカラーで、全体のユニークな形状と相まって独特の雰囲気を醸し出している。縦型ケースのフロント部にはLED類のほか、USBポートとサウンド系のコネクタ類も用意され、最近のメーカー製PCのようにフロントアクセス最優先の設計で使い勝手は良さそうだ(ただし、USBの内部配線用のコネクタは独自形式)。また、縦型ケースの天井にはケース用ファンが設置されており、スリット状の排気口からケース内部の熱を排気する“上面排気システム”になっているのもユニークなところ。

 とにかくデザイン重視のPCを自作したいという人には見逃せない製品に違いない。販売を始めたのはソフトアイランド秋葉原店で、価格は13,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。実物をチェックしたいと言う人は、同店に足を運んでみるといい。なお、このケースにはFDDをとりける場所がないので要注意。

□A8201 Monster(CHENBRO MICOM)
http://www.chenbro.com.tw/easepc.htm

 (CHENBRO A8201 Monster)

[撮影協力:ソフトアイランド秋葉原店]


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