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Duron 650MHzと700MHzの国内リテールパッケージが出回る
実売価格は650MHzが13,200円~15,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、700MHzが17,890円~19,800円で(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、バルク品と比べると約2,000円程度高い。しかし、バルク品と違ってメーカーの保証書と保証付きCPUクーラーがセットになっていることを考えれば、この差額も妥当なところと言えそうだ。
リテールパッケージの大きさは、これまでのAthlonやK6シリーズと同じだが、外観デザインは大きく異なっている。これまでのリテールパッケージは直接CPUとは関係ないイメージのPCや人間のイラストが正面に描かれていたが、Duronのリテールパッケージでは巨大なDuronのロゴが描かれ、直接的でわかりやすいものになっている。ロゴとその周辺の配色も黄と黒と緑という派手な組み合わせで、無数の商品が並ぶ店頭の中にあっても一際目立つ存在になっている。中身を確認したところ、CPUクーラーは銀色のヒートシンクを使ったTaisol製と見られる製品で、気になるDuronのL1ゲートは確認できた範囲では全てクローズ状態になっていた(全てこの状態のものという保証はない)。L1がクローズと言うことは、CPU内部倍率は可変なタイプと考えられる。
販売中のリテールパッケージは日本語の保証書が外から見える状態になっているものと、中に入って見えないものと2種類あるが、これは出荷された代理店の違いによるものらしい。なお、前者のリテールパッケージには相変わらず「日本語版 AMD Super7/Socket 7」という誤解を招くシールがついているが、もちろんDuronはSocket A用のCPUだ。
メーカーの保証付きのDuronが欲しいという人、CPUクーラーも一緒に購入したいという人にとってはいい選択肢が出来たと言える。
□Duron(AMD)
http://www.amd.com/products/cpg/duron/index.html
(AMD Duron 650MHz リテールパッケージ) | |
(AMD Duron 700MHz リテールパッケージ) |
[撮影協力:BLESSとソフトアイランド秋葉原店]
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