【 2000年9月9日号 】

格安のPC700 128MB RIMMが出回る、SDRAMと価格が逆転

PC700 RIMMPC700 RIMM
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 PC700対応128MB RIMMの価格が急落している。なんと単品販売での最安値は11,800円(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。これは今週のPC100(CL=2) 128MB SDRAMの最安値よりも安く、高いといわれていたRDRAM RIMMがついにSDRAM DIMMの価格を逆転したことになる。最安値を先週と比較すると、実に13,900円安という急落ぶりで、突如として半額以下に落ち込んだ計算になる。実のところは一時的に格安品が放出されただけのことらしいのだが、それにしても、今ならSDRAM環境とほとんど同じコストでRIMM環境のPCが作れてしまうことになる。

 販売されている格安のPC700対応RIMMは、青いヒートスプレッダがついたSAMSUNG製のもの。各ショップの話をまとめると、どうやら、ある特定の代理店が一時的に格安で放出したものらしく、どこも2万円前後の価格で特価販売を実施している。単品販売での最安値はパソコン工房秋葉原店の11,800円で、このほかにもRIMM搭載マザーボードとのセット購入で12,000円にするというPCiN秋葉原の例もある。一時的な“瞬間最大風速”である可能性が高いとはいえ、SDRAM DIMMよりRDRAM RIMMの方が安いという、ある意味で歴史的な逆転劇が起こったことになる。

 これが本当に一時的な放出品だとすれば、RIMM全体に与える今後の影響は少なそうだが、逆に言えば今がRIMM環境を構築したいという人の絶好のチャンスということになる。最速のPC800ではないというところが残念なところだが、とにかく低コストで広帯域のメモリ環境を手に入れたいという人にとっては、まさに降って沸いたようなチャンスだ。

 価格が価格だけに、ちょっとした遊びで手に入れるも良し、特定用途のマシンに利用するも良し。あるいは、高速電脳が店先の貼り紙でアピールしているように、i820チップセットの不具合を確かめるべく、「3RIMM仕様のマザーに3本挿しチャレンジ」というのも面白いかもしれない。

 (RIMM)

[撮影協力:パソコン工房秋葉原店クレバリー3号店PCiN秋葉原高速電脳]


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