|
新たな高級アルミ製PCケース「Air」シリーズ第1弾が登場
国産アルミと肉厚アクリル板で「高級オーディオ感漂う」?
【前面】 | 【背面】 |
【ベースボード】 | 【内部】 |
【ボタン類】 | 【I/Oポート】 |
【化粧ネジ】 | 【シリアルの刻印】 |
フロントにI/Oポートが設置されているほか、背面にシリアルナンバーと“MADE IN TOKYO”の刻印がついているという個性派だ。
●「高級オーディオ感漂う」
アルミ製のPCケースといえば、今や高級PCケースの定番となっている星野金属工業のWinDyシリーズが先駆け。このWinDyシリーズの成功以来、後を追うように続々と各社からアルミ製のPCケースが発売され、今では“アルミ製PCケース”が一つのジャンルとして認識されつつあるほど数が増えている。特に最近発売されたCoolerMaster製ケースや、オウルテックが扱っているLIAN-LI製のケースなどは、その高いクオリティで着実に人気を集め、新たな定番になりそうな勢いだ。
そんな新たな激戦区に、また強力な新人が登場した。数々のPCケースを出荷しているテクノバードジャパンが今週から出荷を始めた、その「TB-2000」というケースは、全面採用した国産アルミ素材にアルマイト加工はもちろん、高級オーディオ機器などでよく見られる、金属質感を強調するヘアライン加工(細かい線を入れる加工)を施し、さらにフロントパネルに8mm厚のアクリル板をはめ込んだという、見た目の質感にこだわったユニークな製品。ネジもクロームメッキを施した化粧ネジを使うという懲りようで、テクノバードジャパンは「高級オーディオ感漂う」と豪語する。
これは、新しい“air”シリーズの第1弾製品なのだという。
●機能性にもこだわり
もちろん、このケースは見た目が全てではなく、機能性にもこだわりが見られる。
まず、USBポートやゲームポート、サウンドポート、PS/2ポートといったI/Oポート類をフロントパネルに設置し、さらにはサウンドのボリュームも追加して利便性を高めている。また、マザーボードを設置するベースボードはケース背面から引き抜きが可能で、ファンもケース背面に60mm角のファンを2つ、前面に80mm角か92mm角の大型ファンをとりつけられるようになっている(製品には60mm角ファンが1つ付属する)。ドライブベイも5インベイ×4、3.5インチベイ×3を持つほか、シャドウ3.5インチベイが5つもあり、これは多くのドライブを格納するパワーユーザーには便利な仕様と言える。
●ハンドメイドで約4万円
全てハンドメイド(手作り)というのも、この製品の特徴の一つ。それを強調するように、ケースの背面には刻印としてシリアルナンバーが刻まれ、さらに「MADE IN TOKYO」という文字まで刻まれている。
質感と機能性を追及した手作りケースの実売価格は39,800円~47,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが、ほかにない特徴を持つ製品でもあり、特に「高級オーディオ感漂う」のキャッチフレーズに惹かれるという人は、実際の質感などを一度店頭でチェックしてみるといい。
なお、この製品のオプションとして、似たようなコンセプトで作られたアルミとアクリル板で構成された「SP-2000」というスピーカーもある。
□TB-2000/SP-2000(テクノバードジャパン)
http://www.tbji.com/home/air/TB-2000.html
http://www.tbji.com/home/air/SP-2000.html
(PCケース) |
[撮影協力:エルプラザ]
[↓次の記事]: | 格安のPC700 128MB RIMMが出回る、SDRAMと価格が逆転 |
|