【 2000年10月7日号 】

Ultra ATA/100対応の新Apollo Pro133A搭載マザーが登場
第1弾はAOpenの「AX34 Pro II」、黒い基板が特徴

パッケージAX34 Pro II
【パッケージ】【AX34 Pro II】
新サウスブリッジ黒と銀の組み合わせ
【新サウスブリッジ】【黒と銀の組み合わせ】
貼り紙(1)貼り紙(2)
【貼り紙(1)】【貼り紙(2)】

 Ultra ATA/100対応の新型Apollo Pro133Aチップセットを搭載したマザーボードがアキバに初登場。第1弾は黒い基板を採用したAOpenの「AX34 Pro II」で、価格は15,700円~17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 サウスブリッジが新型番のVT82C686Bになっている。

サウスブリッジが新型番に

 「AX34 Pro II」に搭載されているApollo Pro133Aチップセットは、従来とはサウスブリッジが異なり、チップの型番がVT82C686AからVT82C686Bに変更されている。機能的にはIDEコントローラーが新しくなり、Ultra ATA/100対応になったというのが大きな違い。

 マザーボードとしてのスペックも先代の「AX34 Pro」とはやや異なり、4本だったPCIスロットは6本に増やされ、その代わりISAスロットは廃止、またDIMMスロットも3本から4本に増やされている。見た目で大きく変わっているのは色で、これまで緑色の基板に金色のチップセット用ヒートシンクという組み合わせだったものが、新たに黒い基板と銀色のヒートシンクというシックな組み合わせになっている。サポートするCPUがSocket 370用のPentium IIIやCyrix III、FSBやVCoreが可変、ジャンパレス設計などといった部分はこれまでと同様だ。

完全日本語版パッケージ入り

 新旧のサウスブリッジはピン互換性があるため、今後出てくる新型マザーボードはもちろん、既存製品もリビジョン変更というかたちで徐々にVT82C686Bを採用した最新版に切り替わっていくことになるのは確実。その皮切りとなるのが、この「AX34 Pro II」というわけだ。

 新Apollo Pro133Aは機能的に大きな進歩はないものの、HDDのインターフェイスは確実に強化されており、あわよくばサウスブリッジ全体のパフォーマンス向上も期待できるかもしれない。Apollo Pro133A搭載マザーボードの入手を検討しているという人は、この「AX34 Pro II」もひとつの有力候補に加えてみてはどうだろう。

 なお、「AX34 Pro II」は完全日本語版パッケージ入りで、マニュアルも日本語版が同梱されている。

□AX34 Pro II(AOpen)
http://aojp.aopen.com.tw/products/mb/ax34proii.htm
http://aojp.aopen.com.tw/company/news/2000/misstake.htm
http://www.aopen.com.tw/products/mb/ax34pro2.htm
□Apollo Pro133A(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/products/prod133a.htm

 (AOpen AX34 Pro II)

[撮影協力:コムサテライト3号店パソコン工房秋葉原店PCiN秋葉原高速電脳]


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