【 2000年10月7日号 】

ようやく待望の「ALL-IN-WONDER RADEON」が発売に

ALL-IN-WONDER RADEONALL-IN-WONDER RADEON
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 待望のALL-IN-WONDERシリーズ最新作「ALL-IN-WONDER RADEON」がようやくATIから登場した。出回り始めたのは、AGP対応でDDR 32MBメモリを搭載したバルク品とリテールパッケージ品の2種類で、実売価格はバルク品が38,000円~41,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、リーテルパッケージ品が35,700円~40,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ALL-IN-WONDERシリーズはATIお得意のTVチューナー+キャプチャ機能付きの複合型ビデオカード。約1年前に発売されたRAGE128搭載の「ALL-IN-WONDER 128」が今でもロングランヒットを続けるほど、このシリーズの人気は高く、複合型ビデオカードとしては今や完全に定番と言える存在になっている。その最新作が今回発売された「ALL-IN-WONDER RADEON」で、ビデオチップにハードウェアT&Lをサポートした最新のRADEONを搭載している。3D性能で最高クラスの性能を持つRADEONとの組み合わせにより、「ALL-IN-WONDER RADEON」は2D+3D+動画再生+ビデオキャプチャなど、どんな用途でもハイレベルなパフォーマンスを発揮する、まさに全能型ビデオカードになっている。

 これまでのシリーズと同様、MPEG-2でのキャプチャ(ソフトウェアエンコーディング)やTV番組の予約録画機能があるのはもちろん、今回の製品ではSPDIF端子によるオーディオ出力もサポートしているのが目新しい。これは5.1チャンネルのドルビーデジタル出力用で、そのまま市販の5.1チャンネル対応アンプとつないでやれば、DVD-Videoタイトルを臨場感ある5.1チャンネルの環境で再生することができる。また、ディスプレイ出力のインターフェイスが標準でDVIになっている点も目新しい。ただし、カード側に搭載されているディスプレイ用インターフェイスがこのDVIのみになっているため、一般的なアナログVGAインターフェイスで接続する場合には、同梱されている変換アダプタを必ずDVIコネクタに挿さなければならないというデメリットもある。

 初物価格ということもあって、今はまだ値が張るものの、現時点で最高レベルの3D性能とTVチューナー+キャプチャ環境がセットならば、納得できる範囲だと考える人も多いに違いない。新たな定番となりそうな「ALL-IN-WONDER RADEON」を誰より先に手に入れて使いたいという人には、まさに今がチャンスだ。

□ALL-IN-WONDER RADEON(ATI Technologies)
http://www.ati.com/na/pages/products/pc/aiw_radeon/

 (ATI ALL-IN-WONDER RADEON)

[撮影協力:PCiN秋葉原DOS/Vパラダイス秋葉原2号店ソフトアイランド秋葉原店]


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