Millennium G450の日本語版リテールが代理店2社から発売に

　評価用サンプル品が一部で先行販売されてから約1ヶ月、ようやくMatrox製の最新ビデオカード「Millennium G450」が正式にリテールパッケージ品としてアキバに出回り始めた。現在店頭に並んでいるのは国内代理店から出荷されたAGP対応の日本語版で、価格は32MB DDRメモリ搭載モデルが19,800円～23,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）、16MB DDRメモリ搭載モデルが15,800円～18,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）となっている。

　G450は従来のG400をベースに、TV出力エンコーダーやセカンダリRAMDACなどを新たに内蔵し、DDRメモリに対応、さらに0.18μmにシュリンクするなどの改良を加えたMatroxの最新ビデオチップ。機能やスピードに劇的な変化がないという点ではベンチマーク重視のユーザーにとって魅力は薄いが、画質や発色の質感などで高い評価のあるシリーズだけに、数値では表れないアナログ的な部分の質感向上に期待している人には注目株と言える。

　アキバの各ショップに多量の入荷があり、どのショップにも在庫がある状況。あちこちの店先で「入荷しました」などの貼り紙が出ているあたり、この製品の注目度の高さが伺える。

　なお、現在出回っている製品はさまざまなマルチディスプレイ環境を実現するDualHead仕様に対応しており、VGA出力コネクタを2つ備えている。また、同梱されている変換ケーブルを使うことで、片方のVGA出力をS端子またはコンポジット経由でTV出力することも可能になっている。

　国内代理店であるInfoMagicとSYNNEXから出荷された製品では、それぞれリテールパッケージの形状やデザインが異なっているが、基本的に中身は同じ。購入を考えている人は、価格やサポート体制の好みなどでどちらかを選べばいいだろう。

□Millennium G450（Matrox Graphics）
http://www.matrox.com/mga/products/mill_g450/home.cfm
□Millennium G450（InfoMagic/ジャパンマテリアル）
http://aserve.procen.net/infomagic/products/view.asp?I_compname=Matrox&I_groupname=Millennium+G450
【2000/9/23】Matrox Millennium G450のES品が一部で販売スタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20000923/etc_g450.html

（Matrox Millennium G450）

[撮影協力:コムサテライト1号店と俺コンハウスとFRESH FIELD]