Pentium 4対応の電源やCPUクーラーが相次いで姿を現す

　先週のPentium 4フライング販売に影響されてか、今週はPentium 4対応電源も出てきたほか、CoolerMaster製Pentium 4対応CPUクーラーのサンプル品展示も始まっている。

　Enhance製の350W電源「ENP-0735」は、Pentium 4用マザーボードで必要になると言われているATX 12Vの4ピン小型コネクタを備えた製品で、国内代理店もショップに対して“Intel公認第1号”であることをうたって卸しているという。今のところ、Intelの公式資料がまだ出ていないため事実確認はできないが、これが本当ならば、アキバで実際に販売されたPentium 4対応電源としても記念すべき第1号ということになる。価格は10,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。また、オウルテックから発売さたれ300W電源「DPS-300KB-1A」も、ATX 12Vの4ピン小型コネクタがついており、こちらは7,800円で販売されている（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。ただし、この製品はまだPentium 4対応の確認は公式にはとれていない状態で、確認が取れ次第、同社がアナウンスをすることになっている。

　対応CPUクーラーについては、すでに9月から一部ショップが販売を始めている例もあるが、このほかに今週はソフマップ1号店 Chicago Windows専門館がCoolerMaster製Pentium 4対応CPUクーラー「DP4-6I51」のサンプル品を店内で展示し始めている。外観は標準的なヒートシンクとファンのセット品とほとんど変わらないが、Pentium 4に合わせてサイズはかなり大きくなっているほか、設置固定用の部品がPentium 4用に合わせた目新しい構造のものになっている。ただし、これらの部品がCPUクーラーに実際に付属して販売されるのどうかなど詳しいことは不明。CPUクーラーの価格や入荷時期も不明とのこと。とにかく、今のうちに実物を見てみたいという人は同店に足を運んでみるといい。なお、このCPUクーラーの対応クロックは最高で1.5GHzとのこと。

　このほか、USER'S SIDE本店では平日に一時的ではあったが、ASUS製のPentium 4対応i850チップセット搭載マザーボード「P4T/WOA」のサンプル品を店内に展示したりと、アキバではPentium 4関連の製品が徐々に姿を現し始めている。

　Pentium 4の正式出荷発表は11月後半と見られているが、このぶんだとそれを待つまでもなく、対応製品がこれからアキバに続々と出てくる可能性もありそう。

□DPS-300KB-1A（オウルテック）
http://www.owltech.co.jp/2000/newsindex.html
□DP4-6I51（CoolerMaster）
http://www.coolermaster.com/products/cpucooler/willamette/dp5-6i51.html
【2000/10/21】Pentium 4 1.4GHzのフライング販売が約14万円でスタート
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001021/pentium4es.html

（電源）

[撮影協力:CUSTOMとコムサテライト3号店とソフマップ1号店 Chicago Windows専門館]