DDRメモリ対応Athlon用マザーのデモが続々と開始、予約も始まる

　デビュー間近と言われるDDRメモリ対応のAthlon/Duron用マザーボードだが、さすがに11月中の発売は無理そうだ。結局、フェイスが予告していたGIGABYTE製「GA-7DX」の20日(月)発売予告も、予告直後に入荷予定が流れてしまったため、発売はもうしばらく先のことになってしまった。しかし、その代わりというわけでもないのだろうが、アキバの各ショップでAMD-760（761）やMAGiK1チップセットを搭載したAthlon/Duron用マザーボードのサンプル展示やデモが続々とスタートしている。

　まず、NorthBridgeにAMD-761を搭載したマザーボードでは、新たにGIGABYTE「GA-7DX」の展示がT-ZONE. PC DIY SHOPで始まり、このほかStormがMicrostar「K7 MASTER-S」のサンプル品展示を始めている。前者はすでに複数のショップで展示例があり、それほど目新しさはないが、後者は初めての例になる。

　また、実際に動作デモと予約までスタートしているのが、ALi MAGiK1チップセットを搭載したIwill「KA266-R」。デモを実施しているのは、ソフマップ1号店Windows専門館とツクモeX.とT-ZONE. PC DIY SHOPの3店で、予約の受付けまで始めているのはツクモeX.。入荷は12月になるという。すでに日本語のパンフレットまで出来上がっており、確かに発売は間近に迫っているようだ。この製品はMAGiK1チップセットを搭載し、AMD-760（761）と同様に、DDR SDRAMとFSB 266MHz（133MHzのDDR）対応Athlonをサポートする。マザーボードとしての特徴は、IDE-RAIDコントローラーをオンボード搭載しているほか、5倍～12.5倍までCPUの内部倍率を自由に設定できるジャンパと、FSBを100MHz～146MHzまで設定できるジャンパが用意されていることで、実際にツクモeX.のデモ機では、FSBを133MHzに設定して動作させていた。

　DDR SDRAM環境の動作デモはこれが初めてではないが、実際に発売間近のマザーボードを使ってのデモはこれが始めて。DDR SDRAMの環境をいち早く構築したいと考えている人ならば、このデモは要チェックだ。なお、デモを実施しているショップによってメモリの搭載量や使用しているCPUの動作クロックが異なっているため、ひとつのデモ例だけでなく、それぞれの違いを自分の目で実際に確かめてみるのがいいだろう。

　なお、秋葉原駅前広場で実施されている「CUSTOM PC WORLD 2000 in AKIHABARA」でも、AMD-760（761）やMAGiK1チップセット搭載マザーボードのデモが多数見られるので、こちらも要チェックだ。

□GA-7DX（Gigabyte Technology）
http://www.gigabyte.com.tw/products/7dx.htm
□KA266-R（Iwill）
http://www.iwill.net/products/spec.asp?ModelName=KA266-R&SupportID=
【2000/11/11】DDRメモリ対応のAMD-760搭載Socket Aマザーが20日に発売？
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001111/etc_ga7dx.html

	（GIGABYTE GA-7DX）
	（Iwill KA266-R）
	（Microstar K7 MASTER-S）

[撮影協力:StormとT-ZONE. PC DIY SHOPとツクモeX.]