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Pentium 4対応マザーボードの第4弾はMicrostarの「850 Pro」
「850 Pro」の注目すべき点は、CPUクーラーの固定用部品がGIGABYTEの「GA-8TX」と同じ方法で予めマザーボード側に設置されていること。つまり、固定用部品がプラスチック製ピンを使った簡単な方法で工場出荷段階から直接留められており、ユーザー側は専用の固定用ネジ穴を持つPentium 4対応PCケースを使わず、そのままクリップでCPUクーラーを固定できる状態になっている。これでIntel純正の「D850GB」を除く全ての製品が、PCケース側の対応を前提とせずにCPUクーラーを固定できる構造を持ったことになる。
こうなると、従来のPCケースをそのまま使うことを前提とした構造が、事実上のデファクトスタンダードになると考えるのが自然だ。特にプラスチック製ピンを使ってCPUクーラー固定部品をマザーボード側に留めるという方法は、CoolerMasterのCPUクーラー「DRACO P4」も含めて3製品目の採用例となり、もはや具体的な方法としてはこれが標準といって良さそう。
「850 Pro」は他にないオリジナル機能などは特に持っていないようだが、定評あるメーカーの製品だけに、安定性などのクオリティ面では期待できそう。これからPentium 4へ移行することを考えている人なら、従来のPCケースをそのまま流用できるというメリットもあり、購入するPentium 4対応マザーボードとして「850 Pro」を有力候補にしても良さそうだ。
□850 Pro(Micro-Star International)
http://tw.msi.com.tw/product/main_show.asp?pro_name=MS-6339
(Microstar 850 Pro) |
[撮影協力:高速電脳とコムサテライト3号店とOVERTOP]
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