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FSB 266MHzサポートのApollo KT133A搭載マザーが登場
このApollo KT133Aを搭載したSocket A対応マザーボードとしてまず真っ先に登場したのが、EPoXの「EP-8KTA3」。ATXフォームファクターの製品で、チップセットのNorthBridgeに新型のVT8363A、SouthBridgeにUltra ATA/100対応のVT82C686Bが搭載されている。NorthBridge上に冷却ファンが搭載されているところを見ると、FSBのスピードアップによるチップセット側の負担の大きさを感じさせる。最近のEPoX製品らしく、BIOS側にオーバークロックのための電圧変更設定やCPU倍率設定を備え、エラー発生時の原因を知らせるLEDを搭載するなど、かなりマニアックな仕様になっている。また、Apollo KT133チップセットを搭載した従来の「EP-8KTA+」や「EP-8KTA2」と比べると、DIMMスロットが3本から4本に増やされている点も、多量のメモリを搭載するパワーユーザーにとっては嬉しい仕様だ。実売価格は17,800円~21,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、「EP-8KTA3」の化粧箱はMicrostarに似た引出し式に変わり、取っ手代わりの紐までつけられている。
また、EPoXに続いて出回り始めたのがSoltekの「SL-75KAV-X」。これもATXフォームファクターの製品で、AGP Pro対応のコネクタを備え、電圧変更機能をもつほか、オーバークロックガイドが付属するなどマニアックな仕様になっている。この製品の最大の特長はなんといっても実売価格が安いことで、出始めながら13,800円~15,800円で販売中(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。とにかく安くApollo KT133Aチップセット搭載マザーボードを手に入れたいという人には良さそうだ。
残念ながら、現状ではFSB 266MHz(133MHzのDDR)対応のAthlonがないため、本来の性能は発揮できないものの、既存モデルのCPUにも対応しているため、とりあえず現行CPUのままで運用するという使い方ができる。新型CPUが出た時点ですぐに替えようと考えている人ならば、今のうちの購入を検討しておいても良さそう。ただし、DDRメモリには非対応のため、メモリも含めて266MHz環境にしたいと考えているならば、MAGiK1チップセットやAMD-760チップセット搭載マザーボードを手に入れるしかない。
□EP-8KTA3(EPoX Computer/マスタードシード)
http://www.epox.com/html/english/products/motherboard/ep-8kta3.htm
http://www.mustardseed.co.jp/seihin/epox/catarog/ep-8kta3.htm
□SL-75KAV-X(Soltek Computer)
http://www.soltek.com.tw/English/products/75kav.htm
(EPoX EP-8KTA3) | |
(Soltek SL-75KAV-X) |
[撮影協力:高速電脳とコムサテライト1号店とコムサテライト3号店とソフトアイランド秋葉原店]
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