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MPEG-2対応キャプチャのブームが過熱、新製品が各社から続々発売に
オールインワン型カードから、iEPG対応TV番組録画ソフトまで
今週発売になった主な製品は次の通り。
●NEC SmartVision Pro2
【SmartVision Pro 2(1)】 | 【SmartVision Pro 2(2)】 |
【SmartVision Pro 2(3)】 | 【SmartVision Pro 2(4)】 |
従来モデルの「Smart Vision Pro」は、MPEG-2対応のTVチューナー付きキャプチャカードとしては先駆け的な存在で、機能も豊富で発売当時は大きな話題を呼んだ製品だったが、データの記録形式が純粋なMPEG-2ではなく“MPEG-2相当”という独自形式だったことが多くの人にはネガティブ要素になっていた。今回の新モデルでは、それを改善し、データ形式を純粋なMPEG-2に変更、そして新たにiモードを使った外出先からの録画予約操作ができるなどの機能を追加している(ただし、同社のプロバイダであるBIGLOBEの会員である必要がある)。
記録可能なデータ形式はMPEG-1とMPEG-2。エンコードはソフトで行い、ビットレートはMPEG-2で約7Mbps(高画質モード)と約6.2Mbps(標準モード)、MPEG-1はビットレート2Mbps。解像度はMPEG-2で640×480ドット(高画質)、320×480ドット(標準)、MPEG-1で320×240ドットでのキャプチャが可能となっている。映像用の外部入力端子はコンポジットを1つ備え、国産カードだけに国内のステレオと音声多重放送にきっちり対応しているのが特長。対応OSはWindows 98SE/Me。なお、従来モデルで好評だった文字放送の対応と、ADAMS-EPG規格の番組表を受信してマウスのクリックだけで録画予約できる機能などはそのまま引き継がれている。
MPEG-2でのキャプチャ解像度が一般的な720×480ドット(もしくは704×480ドット)より小さい点が気になるところだが、MPEG-2対応と同時に文字放送対応やiモードでの録画予約などに対応しているところはほかにない魅力だ。実売価格は22,800円~25,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●ASUS AGP-V7100 DELUXE COMBO
【AGP-V7100(1)】 | 【AGP-V7100(2)】 |
【AGP-V7100(3)】 | 【AGP-V7100(4)】 |
エンコードはソフトウェアで行い、TV番組の予約録画などは付属の日本語化されたASUS Digital VCRを利用する。ただし、このソフトで記録できるのはVideo for Windowsフォーマット(AVIファイル)のみで、ASUS独自のCODEC“ASUS Video 2.0”を使った形式となってしまう点に注意が必要。結果的にASUS Digital VCRをインストールした環境でないとデータが再生できない形式となり、ほかのPCで再生するなどの汎用性は低くなってしまう(付属のビデオ編集ソフトVideo StudioでMPEG-2やMPEG-1などに変換することは可能)。実質的には“ASUS Video 2.0”によってMPEG-2相当の記録が行えるということで、純粋なリアルタイムMPEG-2キャプチャでない点に注意が必要だ。
ASUS Digital VCRでプリセットされているキャプチャ解像度は、160×120、176×120、320×240、352×240、640×480、704×480ドット。ATIのALL-IN-WONDERシリーズとソックリな複合インターフェイスボックスが付属し、映像用の外部入力端子としてS端子とコンポジットを備えている。なお、ビデオカード用のメモリは32MB。
ビデオカードのアップグレードと同時に、簡単な個人用ビデオ録画環境も整えたいという人にはちょうどいい選択肢になりそうだ。実売価格は25,970円~28,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●PC用TV番組録画ソフト「WinDVR」の単体販売も
【WinDVR ARENA(1)】 | 【WinDVR ARENA(2)】 |
InfoMagicブランドのジャパンマテリアルから発売された製品で、「WinDVR ARENA」という名で日本語化されたもの。WDMドライバを使ったTVチューナー付きビデオキャプチャカード(またはUSBアダプタ)と併用することで、タイムシフト再生、チャンネルサーフィン機能、MPEG-1もしくはMPEG-2でのキャプチャ、予約録画などが実現できる。また、インターネット上のTV番組表を見ながらマウスクリックだけですぐに録画予約ができるiEPG機能も持っているため、対応したTVチューナー付きビデオキャプチャカード(またはUSBアダプタ)をすでに持っているのであれば、フル機能のMPEG-2対応TV番組録画環境をこれを追加するだけで簡単に整えられることになる。また、このソフト自体がWindows 98SE/Meのほか、Windows 2000をサポートしているというのも大きな魅力だ。
解像度は80×60ドット~720×480ドット、ビットレートは100Kbps刻みで100Kbpsから最大10Mbpsと非常に柔軟な設定が可能。ただし、あくまでも全てソフトウェアエンコードであるため、クオリティ設定を良くすればするほどCPUパワーが必要になることに注意が必要。対応するカードについては同社のWebに随時掲載されるとのことなので、すでにカードなどを持っている人は要チェック。実売価格は4,980円~5,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●ノバック Prime TV/S
【Prime TV/s(1)】 | 【Prime TV/s(2)】 |
なお、マニュアルには、このカードのドライバはWDMとの記述があり、もしかすると前述の「WinDVR ARENA」と組み合わせることで、かなり強力な環境に大化けする可能性がありそう(ただし、WinDVR ARENA側ではこのカードを動作保証の対象にしていない)。実売価格は12,800円~14,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●この年末はMPEG-2がキーワード
【VA1000(1)】 | 【VA1000(2)】 |
このあとも続々とMPEG-2関連のキャプチャ製品が出てくることが予想され、久々に特定ジャンルの周辺機器にスポットライトがあたった格好。少なくとも、この年末の売れ筋キーワードが「MPEG-2」であることは間違いなさそうだ。
□SmartVision Pro 2(日本電気)
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0012/0801.html
□AGP-V7100 DELUXE COMBO(ASUSTeK Computer)
http://www.unitycorp.co.jp/bigsize/graphiccard/b-agp-v7100combo.htm
http://www.asus.com.tw/Whatsnew/index.html
□WinDVD ARENA(ジャパンマテリアル)
http://www.infomagic.co.jp/pdf/WinDVRArena_newsrelease.pdf
□Prime TV/S(ノバック)
http://www.novac.co.jp/hard/primetv/
□VA1000(AOpen)
http://www.aopen.com.tw/products/video/va1000.htm
(NEC SmartVisio Pro 2) | |
(ASUS AGP-V7100 DELUXE COMBO) | |
(infoMagic WinDVD ARENA) | |
(ノバック Prime TV/S) | |
(AOpen VA1000) |
[撮影協力:PCiN秋葉原と高速電脳とパソコンハウス東映とT-ZONE. PC DIY SHOP]
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