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FSB 266MHz環境が着々と浸透中、ASUSからも対応マザーボード登場
「A7V133」はFSBやCPU倍率の変更をサポート、価格は約2万円
【A7V133】 | 【パッケージ】 |
【NorthBridgeにファン】 | 【製品型番シール】 |
【SouthBridge(686B)】 | 【マニュアル】 |
ASUSから投入された製品は「A7V133」。従来のApollo KT133チップセットを搭載した「A7V」の後継モデルという位置づけになる。実売価格は19,500円~22,700円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●KT133A搭載マザーは早くも3製品目
「A7V133」は、EPoXの「EP-8KTA3」とSoltekの「SL-75KAV-X」に続く3製品目のApollo KT133Aチップセット搭載Socket A対応マザーボード。IwillのMAGiK1チップセット搭載マザーボード「KA266-R」「KA-266」もあわせると、Athlonの新しいFSB 266MHz仕様に対応した製品はこれで5製品目になる。いずれも流通量が少ないという問題はあるものの、着実に製品の種類は増えつつある。
「A7V」との主な違いは、基本的にチップセットが変わって新たにFSB 266MHzをサポートしたという点。「A7V」で人気のあったディップスイッチによるFSB変更、CPU倍率変更、電圧変更の機能は「A7V133」でもそのまま引き継がれている。また、Promise製コントローラーをオンボード搭載し、Ultra ATA/100対応のIDEコネクタが2つ増設されているのも同じ。チップセットのSouthBridgeにはUltra ATA/100対応のVT82C686Bが採用されているため、結果的にUltra ATA/100対応のIDEコネクタは4つあるということになる。
部品配置のパターンも「A7V」と「A7V133」とではほとんど違いがなく、外見上の主な違いは製品名の印刷部分に「A7V133 1.01」というシールが貼られている点と、NorthBridgeに冷却用のファンがついているという点のみ。EPoXの「EP-8KTA3」と同じで冷却用ファンが標準搭載されている点は、やはりFSBの高速化によるチップセット側の負担と発熱量がそうとうなものであることの証明と言えそうだ。
●年末ギリギリに少量入荷
Socket A用マザーボードとしてはマニアックな仕様と安定度の両立で評価が高かった「A7V」の後継製品とあって、早くも人気が集中し、すでに売り切れたというショップもいくつかある。それでも取扱店は確認できただけで14店あり、早めに足を運べば年内の入手も可能なようだ。
FSB 266MHz環境に関してはCPUよりマザーボードの環境が先に整いつつあるが、対応CPUも年明けに出てくる見込みだ。
□ASUS Socket A Mainboard Home(ASUSTek Computer)
http://www.asus.com.tw/products/Motherboard/socketa.html
(ASUS A7V133) |
[撮影協力:コムサテライト1号店とコムサテライト3号店と高速電脳]
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