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5インチベイ収納型の4インチTFT液晶ディスプレイが発売される
この製品は構造上、一旦ディスプレイをドライブベイに収納してしまうと、まるでCD-ROMドライブか何かのように目立たない存在になるものの、使用するために引き出すと、今度は逆にもっとも目立った存在になる不思議な製品。引き出したディスプレイは、途中から上に折り曲げるように立ち上がらせて使う構造で、まさに見た目はカーナビのインダッシュディスプレイのよう。ただし、残念ながらこの一連の動きは手動で行うものであり、電動というわけではない。
液晶はTFTの4インチサイズで、対応解像度は640×480ドット。もちろんカラー(26万色)に対応している。VGAケーブルは既存のビデオカードの出力をブラケット部から内部の5インチベイ部分まで同梱のケーブルで延長する構造で、さらに、ディスプレイ右側面にほかのディスプレイにそのままスルーで出力するためのコネクタも用意されている。電源は5インチドライブなどで使われる通常の12V電源を利用するほか、独立した電源スイッチもあるため、運用次第で省電力効果も期待できそうだ。
視野角を含めた表示品質は決して優れているとは言い難いものの、この省スペース性と構造の妙は実に魅力的。本来はサーバー向けの製品だが、小型PCフェチの人も大いに刺激を受ける製品に違いない。
サブPC用として使うなり、サーバーのディスプレイに使うなど、いろいろな使い方が考えられそう。GeForce2 MXのTwinViewやG400のDualHead機能を利用し、片側をこのディスプレイに出力するという方法をとれば、常用のPCでも何か面白い使い方ができるかも知れない。
実売価格は52,800円で、パソコンハウス東映が販売中。
□LCM-T041A(ロジテック)
http://www.logitec.co.jp/press/2000/1219.html
(ロジテック LCM-T041A) |
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