【 2001年1月6日号 】

フリーウェイからパワーユーザー向けの独自アルミ製PCケースが登場

FWD-1000FWD-1000
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 2001年初っ端から、また総アルミ製PCケースの新型が出現。今度はフリーウェイが発売したオリジナル製品で、高級感ある仕上げとマニアックな仕様を多数盛り込んでいるのが大きな特徴だ。ホワイトとグレーとブラックの3色があり、型番はそれぞれ「FWD-1000HWW35」「FWD-1000VGG35」「FWD-1000VBB35」となっている。価格は29,800円~34,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 これらは、同社が以前から掲げている“WAY'S DNA”という独自のポリシーによって設計されたアルミ素材のATXミドルタワーPCケース。フレーム部分に1.6mm、サイドパネルに1.4mmの肉厚アルミを使用、表面には鈍い光を放つ加工が施されているため、見た目にはちょっとした高級感が漂う。内部のアルミ素材部分に、“FREEWAY DESIGN”という浮き出し文字が記されているあたり、独自設計のこだわりを感じさせる。

 素材以外にも、パワーユーザーに受けそうな仕様がいくつも盛り込まれている。まず、ミドルタワーでありながらドライブベイが計13個もあり(フロント3.5インチベイが2、シャドー3.5インチベイが7、5インチベイが4)、RAIDで多数のドライブを運用するような場合でも余裕ある設計になっている。また、前面と背面に12cmファンを1つずつ標準装備することで冷却性能を確保、さらにメンテナンス性能も考慮して、簡単にPCケースを移動できるようキャスターを標準装備、このほかマザーボードをベースボードごと簡単に引き出せる構造を採用している。搭載している電源もPentium 4に対応した最新の350Wタイプで、PCケース側にPentium 4特有のCPUクーラー用固定ネジ穴も用意するなど、最新規格への対応も忘れていない。

 そのうえ、最近はやりのI/Oインターフェイスのフロントアクセスを実現し、フロントパネル右上の小さな扉の中にUSB用コネクタを2つ用意したほか、その下には通常背面に設置する拡張カード用ブラケットをそのまま設置する場所まで設けている。ケーブルの長さなどの問題で、一般的な拡張カードのブラケットをそのままフロント部に持ってくるのは難しいが、簡単な工作ができる人ならば、独自のブラケットとケーブルを用意して自分独自の仕様に簡単に改造できるというわけだ。

 アルミ製PCケースの種類は今ではかなりの数にのぼるが、これだけパワーユーザーに特化した仕様を詰め込んだ製品も珍しい。しょっちゅうPCの内部をメンテナンスするという人や、ヘビーな運用にも耐えられる強力なPCケースを探しているという人には魅力的な製品と言えそうだ。

 実物をチェックしてみたいという人は、TWO-TOP秋葉原1号店の3Fにサンプル機の展示があるので、足を運んでみるといい。

□WAY'S DNA(フリーウェイ)
http://www.freeway.co.jp/dna/

 (PCケース)

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]


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