【 2001年1月20日号 】

IntelとABITからi815EP搭載マザーボードが発売される

SE6-EPSE6-EP
D815EPEAD815EPEA

 i815EPチップセット搭載Socket 370対応マザーボードの製品種類は、ペースこそ遅いものの確実に増えつつある。今週はABITから「SE6-EP」、Intelからは「D815EPEA」が登場している。

 ABITの「SE6-EP」はその名のとおり、まさにi815Eチップセット搭載の「SE6」をi815EPに乗せ換えたような製品で、ビデオ機能がない以外は基本仕様はほとんど同じ。実際、マザーボード上のシルク印刷も「SE6」のままで、「SE6」と並べた場合にはVGAコネクタの有無で見分けるしかないほどよく似ている。ただし、登場時期の問題なのか、実売価格については、機能的に上であるはずの「SE6」より若干高く、14,799円~15,800円となっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。拡張スロットはAGP×1、DIMM×3、PCI×5、PCI/CNR×1。

 Intelの「D815EPEA」も、先に登場しているi815Eチップセット搭載マザーボード「D815EEA」のi815EP版にあたる。これもビデオ機能が省略されている以外に大きな違いはない。それほど設定の自由度などはないものの、堅実でリファレンスとなりうるIntel純正マザーボードを使いたいという人にはちょうどよさそうだ。拡張スロットはAGP×1、DIMM×3、PCI×4、PCI/CNR×1。実売価格は17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、なぜかリテールパッケージは白箱にシールが貼られた簡単なもので、ちょうどPentium III 1.0B GHzのリテールパッケージのような簡易版になっている。

 バーテックスリンクの発表によると、ABIT製のi815EPチップセットを搭載したマザーボードは「SE6-EP」のほか、あと2製品が続いて発売される予定で、DIMMスロットが4本の「SA6-EP」、DIMMスロット4本とIDE-RAIDコントローラーを搭載した「SA6R-EP」が近日発売されるという。

 440BXの純粋な後継となるチップセットだけに、i815EPを搭載したマザーボードはこれから順調に増えてきそうだ。

□SE6-EP(バーテックスリンク)
http://www.vertexlink.co.jp/product/platform/abit/se6-ep/main.html
□D815EPEA(Intel)
http://channel.intel.com/business/ibp/boards/ep_cust_pres.pdf

 (ABIT SE6-EP)
 (Intel D815EPEA)

[撮影協力:PCiN秋葉原ぷらっとホーム]


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