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PCの映像をD端子付きTVに出力する初の製品がカノープスから登場
SPECTRAシリーズ用SSHサブカード「SSH-HDTV」
【実売価格は約1万円】 | 【パッケージ】 |
【SSH-HDTV】 | 【製品説明】 |
【SSH-HDTV(表)】 | 【SSH-HDTV(裏)】 |
実売価格は10,270円~11,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●D2~D4端子に接続が可能
名前のとおり、SPECTRAシリーズのSSHテクノロジーを利用した製品で、標準のSSHサブカードと差し替えることで利用可能になる。出力コネクタはD端子のほか、通常のD-Sub15ピンのVGA端子も備え、PC用のディスプレイとD端子付きTVの両方に同時出力が可能。D2~D4端子と接続可能で、出力フォーマットはD2とD4の2種類。D4では最大1,280×720ドットの高解像度表示ができる。また、付属CD-ROMのBIOSと入れ替えることで、PCの起動画面も出力可能になり、BIOS設定などもTV画面を見ながら操作できるようになるという。
現時点での用途としては、ゲームやDVD-Videoタイトルの再生などを大画面で楽しむことが考えられるが、TVでは画面の縁部分が一部表示されないため、ゲームの一部スコア表示などが見えなくなってしまうケースがあること、またPC用のDVD-Video再生ソフトは、あくまでもPC用ディスプレイで表示することを前提としてつくられているため、D端子経由でTVで表示させると画質の点で十分な結果が得られないことがある点は、予め注意点として頭に入れておく必要がある。
●PCとデジタルTVの融合へ第一歩
TVのデジタル化が進み始めたことで、これからPCとTVの融合が本格的に動き始めるのは確実。ビデオカードのD端子対応化の動きは、その第一歩というわけだ。今はまだ現実的な用途範囲は狭いものの、将来的にはソフトやハードの充実で、こうした使い方が当たり前になる可能性もある。「SSH-HDTV」は、まさにこうした可能性を探る最初のアイテムとして人気を呼びそうだ。
なお、「SSH-HDTV」に関しては、カノープスが動作確認済みのTVの機種一覧をWeb上で公開しているほか、ゲームによってはうまく表現象が示できない問題を事前に確認するためのツールなども公開されているので、興味のある人は要チェックだ。
□SSH-HDTV(カノープス)
http://www.canopus.co.jp/catalog/sp8800/ssh-hdtv.htm
(カノープス SSH-HDTV) |
[撮影協力:PCiN秋葉原と高速電脳とコムサテライト1号店]
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