【 2001年2月17日号 】

DDR SDRAMとFSB 266MHz対応のマザー「GA-7DX」がようやく発売

GA-7DXGA-7DX
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 ようやくGIGABYTEからDDR SDRAMとFSB 266MHz(133MHzのDDR)に正式対応したAMD-761チップセット搭載Socket Aマザーボード「GA-7DX」が発売になった。同社はAMD-761チップセット搭載マザーボード「GA-7DXC」を真っ先に発売した実績を持つものの、このマザーボードはFSB 200MHz(100MHzのDDR) までのサポートという限定仕様品だったため、新型Athlon向けにチップセットのフルスペックを引き出した製品としては「GA-7DX」が同社としては初の製品になる。実売価格は25,800円~27,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 実のところ、今回発売された「GA-7DX」は「GA-7DXC」のリビジョンアップ版と見るのが正しい。というのも、「GA-7DXC」が発売された時点でお伝えしたように、「GA-7DXC」は本来「GA-7DX」の初期バージョンにあたるもので、基板上のシルク印刷ももともと「GA-7DX」となっているものを、わざわざ隠すように「GA-7DXC」というシールをはりつけて発売されたものだった。発売当時の「GA-7DXC」はリビジョン番号が2.4だったが、今回発売された「GA-7DX」はリビジョン番号が3.0にあがっている。また、AMDの推奨マザーボードリストの中にも「GA-7DXC」という型番はなく、あくまでも「GA-7DX」のリビジョン2.4の製品がFSB 200MHzの限定条件があると記されている。公式な理由は不明だが、おそらく「GA-7DX」として量産が始まった直後、急遽FSB 266MHzを安定稼動させるための技術的対策が要求され、それまでの生産分を限定仕様の「GA-7DXC」として発売したものと見られる。

 目視でチェックする限り、「GA-7DXC」と「GA-7DX」に違いはほとんどなく、配線パターンや部品配置もほぼ同一。具体的にどんな変更が加えられているのかは不明だが、マニュアルにもFSB 266MHzやPC2100 DDR SDRAMをサポートしていると明記されているほか、AMDの推奨マザーボードリストの中にも、しっかりFSB 266MHz対応の新型Athlonをサポートしていると記されている。つまり、この製品は晴れてFSB 266MHz対応マザーボードとしてAMDのお墨付きをもらった製品というわけだ。

 NorthBridgeにAMD-761を採用したSocket Aマザーボードで、メーカー側が公式にFSB 266MHzをサポートしているとうたっているのは、ASUSの「A7M266」と、このGIGABYTE「GA-7DX」の2種類のみ。近々出回り始めるはずのFSB 266MHzをサポートした新型Athlonを使うのなら、MAGiK1チップセット搭載マザーボードか、AMD-761搭載の2製品が今のところの安心株ということになる。

□GA-7DX(Gigabyte Technology)
http://www3.gigabyte.com.tw/products/7dx.htm
□AMD Athlon Processor Recommended Motherboards(AMD)
http://www1.amd.com/athlon/mbl/
【2000/12/9】初のDDR SDRAM対応マザーボード「GA-7DXC」「KA266-R」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001209/ddrmb.html

 (GIGABYTE GA-7DX)

[撮影協力:OVERTOP高速電脳]


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