【 2001年3月10日号 】

AMIから5インチベイに収まるサイズの超小型マザーが登場

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 今週発売になったCrusoe搭載のマザーボード「IB750」と同様、5インチサイズ基板を使った小型マザーボードがAMIからも発売になっている。型番は「Indium(MB185)」。

 これも工業用PCマザーボードなどでよく見られる5インチサイズ基板の製品で、この小さな基板の中にPCの機能を凝縮している。CPUが実装済みの状態になっている「IB750」と違って、この製品はSocket 370を搭載しているため、ユーザー側が自由にCPUを選んで使用できるのが大きな特徴。チップセットはi810Eで、Dual 10/100Base-TX LANやDual Ultra2 SCSIといった周辺インターフェイスを搭載、さらにPCIスロットとDIMMスロットを1本ずつ搭載している。オンボード搭載のメモリはないため、純粋にDIMMスロットを使って必要な容量のメモリを設置する必要がある。

 電源コネクタはHDD用と同じ4ピンタイプで、I/Oコネクタ類はマザーボード上に独自配列デザインで直付けされている。また、USBがある代わりにPS/2コネクタがないため、USBサポートのOSでないと使えず、サウンド機能がないないなどの制約もある。

 AMIというメーカーである点と、そのスペックからわかるように、基本的にこの製品はサーバー用という位置付け。メーカー資料でも、1Uや2Uの薄型ラックマウントケースに収めて使用することを一つの具体例として挙げている。さすがに個人でラックマウントケースを使っている人はほとんどいないだろうが、これもちょっとした改造を行うことでゲーム機などの小さなケースに埋め込むことは可能だ。家庭内の小型サーバーとして、独自のケースに入れて使うのも面白いかもしれない。

 実売価格は72,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□Indium(MB185)(American Megatrends)
http://www.ami.com/products/product.cfm?ProdID=111&CatID=8&SubID=14

 (AMI Indium)

[撮影協力:高速電脳コムサテライト2号店]


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