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Socket A用では初のDDRとSDR両対応のマザーがASUSから発売に
MAGiK1チップセットを搭載した「A7A266」が登場
【A7A266全景】 | 【DIMMスロット】 |
【リテールパッケージ】 | 【注意書き】 |
【Scalable】 | 【実売価格は約24,000円】 |
国内でもっとも人気のあるメジャーメーカー製品ということもあり、これがSocket A用マザーボードの新たな定番になる可能性もありそうだ。
●チップセットにはMAGiK1を搭載
「A7A266」はIwillの「KA266」「KA266-R」、Transcend「TS-ALR4」に続く4製品目のMAGiK1チップセット搭載マザーボード。しかし、DDR SDRAMと従来のSDRAM(SDR SDRAM)の両方に対応したSocket A対応マザーボードとしては初めての例になる。
フォームファクタはATX、オンボードデバイスとしてC-Media製サウンドチップCMI8738を搭載する。拡張スロットは、AGP Pro×1、PCI×4、PCI/AMR×1、DIMM×5という構成。
5本搭載しているDIMMスロットのうち2本がDDR SDRAM用、3本がSDR SDRAM用で、それぞれサポートしている合計容量は2GBと3GB。ただし、Apollo Pro266チップセットを搭載したSocket 370対応マザーボードと同様、MAGiK1チップセットの仕様により、2種類のメモリを混在して利用することはできない。マニュアルにも警告として「IMPORTANT! DO NOT mix DDR and SDR SDRAMs.Mixing DDR and SDR SDRAMs may damage the DDR modules!」という注意書きがあり、混在させて運用すると、最悪はDDR SDRAMのDIMMにダメージを与えてしまうという。
●流通量はまだ少ない
「A7A266」は266MHz(133MHzのDDR)のFSBもサポートし、Socket A対応マザーボードとしてはCPUもメモリも対応できる範囲がもっとも広い製品といえる。その自信の表れなのか、この製品では専用のリテールパッケージを採用し、表面には「2 DDR + 3 SDR」「ASUS A7A266 is extremely flexible,scalable and cost-effective」などのメッセージを入れて製品メリットを強調している。ASUSは自社製品には共通デザインの汎用リテールパッケージを採用することが多く、こうして特定の製品用にリテールパッケージを作るケースは珍しい。
まだ現時点では流通量が少なく、数店のショップでしか在庫がないというのが難点だが、これもいずれは時間が解決するに違いない。現状SDR SDRAMで大きなメモリ容量を確保してPCを運用中で、しかもFSB 266MHz対応Athlonへの移行を考えている人なら、メモリの段階的な移行が可能になる「A7A266」は見逃せない要チェックの製品だ。実売価格は23,800円~24,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)」。
□A7A266(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com.tw/whatsnew/whatsnew2101.html#a7a266
(ASUS A7A266) |
[撮影協力:DOS/Vパラダイス本店とTWO-TOP秋葉原2号店]
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