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TVチューナー内蔵でMPEG-2キャプチャ可能な「Marvel G450 eTV」発売
現在出回っているのは英語版の製品だが、TVチューナーは国内のTV放送も受信が可能で、All-in-Wonderと同様、TVチューナーをソースにしてTV番組をMPEG-2などで予約録画することができるほかタイムシフト再生もできる。また、S端子などの外部入力からの映像もキャプチャすることが可能だ。MPEG-2はソフトウェアエンコードだが、最近の高速なCPUなら十分実用的なスピードとクオリティが期待できる。
TVチューナー内蔵の統合型ビデオカードにしては、ケーブル類がすっきりまとまっているというのも大きな特徴。こうした部類の製品では、多量の入出力コネクタをサポートするため、設置場所に困るような大きなコネクタボックスを接続しなければならないケースが多いが、この製品では分岐式のケーブルだけで全てのコネクタが利用できるようになっている。たった2本のコネクタをつなぐだけでビデオや音声の入出力コネクタ計6個が利用できるのだ。
G450をビデオチップに採用しているため、基本的なビデオカードとして見ても十分な3Dクオリティと定評ある2Dの画質を備え、なおかつDualHeadによるマルチディスプレイを標準サポートするなど(Marvel G450 eTVの一方はTV出力のみ)、TVチューナーを内蔵した統合型のビデオカードとしては久々に定番として定着しそうな充実のスペックを備える。PCがTVとビデオデッキの機能をどんどんと取り込む方向に突き進む中で、これはかなりの注目株になりそうだ。メモリは32MBで、インターフェイスはAGP。実売価格は30,800円~36,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
なお、同じG450を搭載した製品としては、今週はPCIバス対応のG450搭載ビデオカードも発売になっている。シネックスとinfoMagicブランドから2種類の日本語リテールパッケージが出ており、実売価格は15,800円~18,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。メモリは16MB。ただし、これらはすべて「Intel純正チップセット以外での動作保証はない」という条件付きで売られているので要注意。
□Marvel G450 eTV(Matrox Graphics)
http://www.matrox.com/mga/products/marv_g450_etv/home.cfm
(Matrox Marvel G450 eTV) | |
(Matrox Millennium G450 DualHead 16MB PCI) |
[撮影協力:PCiN秋葉原とコムサテライト2号店とコムサテライト1号店とツクモParts王国]
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