【 2001年4月7日号 】

Apollo Pro266搭載Dual対応マザー登場するも第1弾はSDRAMのみ

370DDE370DE
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 一部ショップで製品のサンプル展示を始めていたRIOWORKSよりも先に、SUPERMICROからApollo Pro266チップセットを搭載したDual Socket 370対応マザーボードが出てきた。製品名は「370DDE」。ただし、この製品は肝心なDDR SDRAMのサポートがないため、DDR SDRAMとDual CPUのセットによる注目のハイパフォーマンス環境は、これでは構築できない。

 Apollo Pro266チップセットを搭載しているとはいえ、このマザーボードがサポートしているメモリは従来のSDR SDRAMのみ。4本のDIMMスロットがあり、これで計4GBまで搭載することができる。DDR SDRAMが使えないApollo Pro266チップセット搭載マザーボードとなると、Apollo Pro133Aチップセット搭載マザーボードとほとんど内容は同じということにはなるが、唯一Apollo Pro266で採用された内部高速バスのV-Linkがどこまでシステム全体のパフォーマンスに影響を与えるかが注目点になる。

 SUPERMICROのDual対応マザーボードとしては比較的シンプルな内容で、チップセットが新しい点とオンボードデバイスにPromiseのIDE RAIDコントローラーを搭載している以外は、特に目立った特徴はない。FSBや電圧設定変更など細かい調整機能も特にないようだ。

 もっとも、この製品の狙うところがサーバーやハイエンドワークステーションとして安定して動作することだと考えれば、まだ実績の足りないDDR SDRAMをサポートしていないのもうなずけるところ。SUPERMICRO製のDual対応マザーボードとしては実売価格が27,800円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)と比較的安いので、機能の先進性より安定性重視という人に向いた製品と言える。

□370DDE(SUPERMICRO)
http://www.supermicro.com/PRODUCT/MotherBoards/SUPER%20370DDE%20SPECIFICATIONS_files/SUPER%20370DDE%20SPECIFICATIONS.htm

 (SUPERMICRO 370DDE)

[撮影協力:コムサテライト1号店]


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